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ソニーは、記録メディアの新しい規格であるCFexpressに対応した超高速次世代メモリーカード「CFexpress Type B」(128GB/256GB/512GBモデル)を2020年1月下旬に発売する。以前、開発発表を行っていたもの。希望小売価格はオープン。
CFexpress Type Bは、先進のフラッシュメモリー制御技術により、最大読み出し速度1700MB/s、最大書き込み速度1480MB/sの超高速性能により、大容量データを短時間で確実に記録することが可能だという。データの記録に信頼性が求められる産業用途や、高解像度の画像や動画の記録などにおいても、将来のデジタル機器の進化を見据えた高い性能を有する。また、大量なデータの読み出しを行う場合にも、従来のメモリーカードと比較して非常に短時間で終了するため、より付加価値の高い作業に時間を割くことが可能など、生産性の大幅な向上に貢献するとしている。
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CFexpress規格の3倍となる70N(ニュートン)の曲げ試験に耐える高耐久性、および同規格の5倍となる5m落下試験をクリアしている。これらに加え、耐X線(ISO7816-1準拠)、耐温度、耐磁性、UVガードなどの信頼性も備えている。
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IC部品と基板の間にアンダーフィル剤を充填することにより、IC部品を固着させ、接続信頼性を向上。また、上下2枚の耐衝撃熱拡散シートで基板を挟むサンドイッチ構造にすることにより、カード内部に伝わる衝撃を吸収すると同時に、放熱効果を高め、高速化の障害となる温度上昇を緩和している。
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また、CFexpress Type BとXQDメモリーカード(ソニーXQD Gシリーズ、Mシリーズ)に対応したUSB 3.1 Gen 2対応のリーダーライター「MRW-G1」も2020年2月以降に発売予定。希望小売価格はオープン。
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