オリンパス株式会社は、「マイクロフォーサーズシステム規格」に準拠した軽量高性能標準ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」(35mm判換算24-90mm相当)を2020年3月下旬に発売する。希望小売価格は税別85,000円。

「OM-D E-M5 Mark III」装着イメージ

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROは、広角24mmから望遠90mm(35mm判換算)の焦点域をカバーした、F値固定の標準ズームレンズ。約190点に及ぶ部品の材料や加工精度を追求し、高密度に実装することで、サイズ63.4mm(最大径)×70mm(全長)、重さ約254gを実現。ピント合わせに用いるレンズ(フォーカシングレンズ)を小型化することで、あらゆる被写体に対する高速・高精度なAFを可能だとしている。また、雨や埃の侵入を強固に防ぐシーリングを9箇所に施した防塵・防滴性能を採用。

非球面レンズやクリアな描写を実現するコーティング技術「ZEROコーティング」などを効果的に配置し、各種収差やゴースト・フレアを極限まで低減。画面周辺の減光を抑えることで、周辺まで明るくクリアな描写が得られるという。全焦点域で開放F値が固定されているため、ズーム操作をする撮影や動画撮影においても露出コントロールが容易におこなえる。

ズーム全域で最大撮影倍率0.5倍の迫力あるマクロ撮影が可能。最短撮影距離は広角端で12cm、望遠端は23cm。手前から奥までピントが合った被写界深度の深い写真をカメラ内で合成する深度合成モードにも対応している。

※対応カメラ:「OM-D E-M1 Mark III」。「OM-D E-M1X」「OM-D E-M1 Mark II」「OM-D E-M5 Mark III」はファームウェアのアップデートが必要