Blackmagic Designの発表によると、コナミクリエイティブセンター銀座で、Blackmagic URSA BroadcastカメラやATEM 2 M/E Production Studio 4Kをはじめとする多数のBlackmagic Design製品が使用されているという。同施設のスタジオは2020年1月にオープンし、Blackmagic Designのワークフローを多く取り入れて構築されている。
コナミホールディングス株式会社は、ゲームソフトやアミューズメント機器の製造および販売、そのほか様々な事業を行っている。同社は近年eスポーツにも注力しており、今年オープンしたコナミクリエイティブセンター銀座は、eスポーツの配信スタジオ、eスポーツの体験型ショールームとしてのストア、eスポーツで活躍する人材を育てるスクールからなる複合施設だ。さらに、配信スタジオはeスポーツ以外の用途でも公共的屋内施設として貸出し、さまざまな用途で利用できるという。
同施設のスタジオは452インチの大型LEDビジョンと高品質なサラウンド音響システムを有し、臨場感のある視聴体験が可能となっている。そのスタジオのメイン撮影システムとしてBlackmagic URSA Broadcast、Blackmagic URSA Studio Viewfinder、Blackmagic Camera Fiber Converterが各3台、そしてBlackmagic Studio Fiber Converterが導入された。各カメラの出力はBlackmagic Camera Fiber Converterで光ケーブルに変換され、サブコントロールームのBlackmagic Studio Fiber Converterに送られる。光ケーブルは6回線敷いてあり、持ち込みカメラなどにも対応可能となっている。
また上階にあるサブコントロール室にはATEM 2 M/E Production Studio 4KとATEM Camera Control Panelが設置され、URSA Broadcastの調整を行う。ATEMスイッチャーでオーディオとタイムコードをエンベデッドしたISOカメラやプログラム出力を4台のHyperDeck Studio 12Gで収録できるようになっている。映像確認用には、4台のSmartView 4Kが使用されている。また、eスポーツの試合でチーム対戦した場合でも各プレーヤーのゲーム機の信号を収録できるよう14台のHyperDeck Studio Miniが導入されている。
さらに、施設内のショップやスクールなどの各部屋にもホールのライブ映像を配信するため、Smart Videohub 20×20ルーターを介して任意の信号切り替えて送っている。システムインテグレーションを担当した三友株式会社 技術事業部の綿引徹氏は次のようにコメントしている。
HDでも4Kでも柔軟に対応できる撮影・収録システムを構築しようとした時に、Blackmagic Design以外に選択肢はありませんでした。優れたコストパフォーマンスでお客様が求めていたことを実現できました。