パナソニックは、RAW映像データ出力をサポートするLUMIX S1Hファームウェアアップデートプログラムバージョン2.1を公開した。同社Webサイトよりダウンロード可能。

ファームウェアバージョン2.1は、ATOMOS社製HDRモニター/レコーダーNinja Vへの動画RAWデータ出力をサポート。Ninja Vへ5.9K、29.97p、4K59.94pなどの動画RAWデータの出力が可能になる。ポストプロダクション時の編集やグレーディングに有効なApple ProRes RAWをNinja Vで記録でき、プロの映像制作ワークフローへ柔軟に応えるとしている。

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また、動画RAWデータ出力中に、LUMIX S1Hのモニターやファインダーで映像の確認が可能になる。V-Log撮影時に相当する映像を確認できるほか、「V-Logビューアシスト」機能を使えば、プリセットのVlog_709のルックアップテーブルを適用した「LUTビューアシスト(モニター)」機能での映像確認ができるという。

Ninja Vで記録したApple ProRes RAWデータは、対応する編集ソフトウェアを使用してカラーグレーディングが可能。さらに、V-Log/V-Gamutと同じ色合いで動画RAWデータをソフトウェアで編集できる専用のLUTが用意される。慣れ親しんだV-Log/V-Gamutの色合いに変換してカラーグレーディングができ、VARICAMやEVA1、LUMIX GH5シリーズなどと容易に絵合わせを行うことができるという。