パナソニック株式会社は、コンパクトボディに4K/60p撮影や12G-SDI出力などの機能を搭載した4Kインテグレーテッドカメラ「AW-UE100W/K」を2020年8月に発売する。希望小売価格は税別925,000円。以前、開発発表をしていたもの。
AW-UE100W/Kは、NDI/SRT(Secure Reliable Transport)/FreeDの3つのプロトコルに対応したリモートカメラ。4K映像を最大約250Mbps、フルHD映像を最大約125Mbpsで伝送可能なHigh bandwidth NDIに対応。また、低ビットレート下で安定した映像伝送を実現するHigh efficiency low bandwidth NDI|HXも備えている。
光学24倍ズームに加え、高い解像度を保ったまま4Kモード時で28倍、HDモード時で36倍までの超解像ズームができるiズームを搭載し、遠くの被写体も鮮明に捉える。さらに、1.4倍、2倍のデジタルエクステンダーズームも装備。また、水平74.1°の広角撮影が可能なため、限られた設置スペースでも全体を広く写すことができるという。
4K/60p(実際の出力フォーマットはUHD(3840×2160)59.94p)撮影が可能。12G-SDI、3G-SDI、HDMI、IPの4種類の出力インターフェイスを搭載し、幅広い運用に応える。また、次世代映像伝送プロトコルSRT(Secure Reliable Transport)に対応しており、公衆回線を用いて安全で安定した映像伝送を実現。
0.08°/sの低速から180°/sの高速パン・チルトまでカバーする動作性、狙ったポイントに正確に静止する応答性を確保しながら、NC30以下の静音性を実現しており、コンサートホールや収録スタジオなどの静かな場所でも使用可能。