株式会社ニコンの子会社、株式会社ニコンイメージングジャパンは、「ニコンZマウント」を採用したフルサイズ(ニコンFXフォーマット)ミラーレスカメラ対応の大口径超広角ズームレンズ「NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S」を2020年10月に発売する。希望小売価格は税別320,000円。
NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sは、NIKKOR Zレンズの「S-Line」に属し、焦点距離全域を明るい開放F値2.8一定でカバーしながら、絞り開放から画像周辺部まで解像感の高い描写力を発揮する大口径超広角ズームレンズ。全長約124.5mm、質量約650g。
従来製品の「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」と比較して「点が点に写る」点像再現性や、ゴースト、フレアを効果的に抑える逆光耐性などが向上している。最前面のレンズに両面非球面レンズを採用したことにより、開放F値2.8の超広角レンズにも関わらず、平坦に近いレンズ最前面の形状を実現。レンズ前側に付属の専用レンズフードを介すことで、ネジ込み式フィルターを装着することができる。さらに、静止画だけでなく動画撮影での使いやすさも追求し、「STM(ステッピングモーター)」や「コントロールリング」を採用することで、静音性となめらかな操作性を実現しているという。
左から「NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S」、「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」、「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」
なお、同レンズの発売により、開放F値2.8一定の大口径「Zマウント」対応のズームレンズが3本揃うことになり、これら3本が焦点距離14mmから200mmの広角、標準、望遠域をカバーしている。