キヤノンは、同社の交換レンズ「RFレンズ」の新製品として、標準単焦点レンズ「RF50mm F1.8 STM」を2020年12月下旬に発売する。希望小売価格はオープン、同社オンラインショップでの販売予定価格は税別26,000円。
RF50mm F1.8 STMは、「RFマウント」ならではの大口径・ショートバックフォーカスを生かし、「EF50mm F1.8 STM」と同等の高画質と携帯性を実現しながら、近接撮影機能を向上させた標準単焦点レンズ。F1.8の明るい開放絞り値と焦点距離50mmによる人間の視野に近い50mmの標準画角のため、自然な構図で撮影することができるという。
EF50mm F1.8 STMと比較して最短撮影距離を0.35mから0.30mに短縮。また、最大撮影倍率も0.21倍から0.25倍に向上し、料理や小物などの被写体により接近し、ボケ味を生かした撮影を実現する。EF50mm F1.8 STMの光学設計を進化させながら、「RFマウント」の特長である大口径・ショートバックフォーカスを生かした、5群6枚のレンズ構成。非球面レンズを効果的に配置することで、画質劣化の要因となる諸収差の低減を実現している。絞り開放においても高画質の撮影が可能。
ピント合わせと任意に割り当てたシャッター速度、絞り数値などを調整できる「フォーカス/コントロールリング」を搭載。電子ビューファインダー(EVF)で撮影後のイメージを確認しながら、撮影シーンに応じて、より直感的で快適な操作を実現している。