JVCケンウッドは、2020年11月18日よりオンライン開催されるメディア総合イベント「Inter BEE 2020 ONLINE」に出展する。

同社ブースページでは、「Simple & Easy」をテーマに、「CONNECTED CAM」カメラレコーダーとライブプロダクションシステム「CONNECTED CAM STUDIO」による音楽・スポーツライブ配信システムを中心に出品。ニューノーマル社会において急激に需要が拡大している音楽・スポーツライブ配信市場に向けて、最新のデジタル・IT技術によりリアルとリモートを融合し、映像制作・配信のデジタルトランスフォーメーションを実現するソリューションとして提案するとしている。主な出展内容は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

1.“Simple & Easy”ながらハイクオリティな映像制作・配信を実現する「CONNECTED CAM STUDIO」

(1)音楽ライブ制作・配信システム
最新のデジタル・IT技術によりライブ配信に必要な関連機器を1台に集約し、“Simple & Easy”かつ低コストながらハイクオリティなライブ映像配信を実現。ミニマムの人員で制作・配信が可能で、音楽ライブの配信に最適なシステムとして提案します。当社のグループ会社である株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメントが運営するライブハウス「Veats Shibuya(ビーツ・シブヤ)」のライブ配信設備としても導入されています。

(2)スポーツライブ制作・配信システム
国内バレーボールのリーグ戦や野球独立リーグのライブ配信機材としても導入実績のあるリモートプロダクションシステムを出品。スタジオや調整室から遠隔地にあるネットワーク対応カメラのリモート操作が可能なため、低コストかつシンプルなパッケージで映像制作・配信を実現します。中継現場でのスタッフの人数や機材運搬コスト、設営費用などを最小限に抑えることができ、新型コロナウイルス感染症への対策として3密回避にもつながるソリューションとして提案します。

2.「GY-HM250」「GY-HM250BB」の機能拡張ファームウェアを提供(2021年1月下旬公開予定)

映像制作現場の要望に応え、4Kメモリーカードカメラレコーダー「GY-HM250」「GY-HM250BB」の機能拡張ファームウェアを提供します(弊社ホームページから無償ダウンロード)。

「GY-HM250」「GY-HM250BB」共通の対応内容

  • SNS縦型動画配信:若年層のスマートフォンでの視聴頻度の増加に考慮し、スマートフォンに最適な9:16の縦長動画配信に対応。また、カメラ本体のSDカードには16:9の全画面動画を同時に記録可能です。
  • YouTube Live簡単接続:既にファームウェア(V0105)にて対応したFacebook Liveへの簡単接続に続き、YouTube Liveへの簡単接続機能を追加。

「GY-HM250BB」のみの対応内容

  • マルチカメラスコア入力(スコア連携機能):複数カメラでのスポーツ撮影時、カメラ親機(Primary)1台に子機(Replica)3台までを登録し、スコア連携が可能。
3.スポーツ選手の上達をサポートする“teamnote CAM”「GY-TC100」(2020年9月29日広報発表)

10月に発売したスポーツ専用ビデオカメラ“teamnote CAM”「GY-TC100」を出品。スポーツチーム・コミュニケーションサービス“teamnote”との連携機能を標準搭載するとともに、離れた場所から撮影した映像を即座に手元で確認できる「リモートレビュー機能」や、選手が自身のフォームや直前のプレーをチェックできる「セルフフォームチェック機能」「遅延再生機能」などを搭載。学校の部活動からクラブチームまで幅広いスポーツ育成シーンで、選手のコーチングや自主トレーニングなどに活用できます。

4.高画質・広視野角・透過型HMD(参考出品)

開発中のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を参考出品します。当社独自の“ミラー方式”の採用により、高精細・広視野を実現。レンズ方式の網戸超しに見るような粒子感(スクリーンドアエフェクト)がなくクリアな映像を再現します。視線を動かしても疲れにくい、広いアイボックス(映像が綺麗に見える範囲)を採用。水平視野角120°を実現し、瞳孔中心からずれても映像がボケずに透明感のある映像を再現します。ハーフミラータイプのため、手元の計器やコントローラーなどを見ながら操作が可能です。