新コンセプト ボックススタイルのミラーレス一眼「DC-BGH1」

パナソニックの新コンセプトのミラーレス一眼「LUMIX DC-BGH1」(以下:BGH1)が2020年11月19日に発売となる。BGH1は、クリエイターの様々な表現欲求に応えるため、LUMIXとして何をしていくべきかをゼロベースで考えた結果、メーカーとして撮影スタイルの自由度を高めることが、クリエイターが新たなクリエイティブを創出する一助になるとの考えに至り、思い切って小型軽量のBOX型にすることによって自由度の向上を目指しているという。

BGH1は、LUMIXシリーズの映像クオリティと信頼性を継承しながら、様々な現場に対応できる自由度・拡張性を進化している。LUMIXとして初めて自由な拡張に配慮したBOX型を採用し、そこに豊富な入出力端子を搭載。特に、BNC端子×3基(3G-SDI、TC IN OUT、GENLOCK)PoE+対応のLAN端子×1基は大きな特長だ。リグやジンバルを使用してワンマンで使用することはもちろん、業務用システムに組み込むことも容易となった。また、LAN端子やUSB端子を通じて、1台のPCから複数台のBGH1を制御できることも大きな特長だろう。

徹底したユーザーへのヒアリングを行い、既存のLUMIXの枠組みに縛られず、端子や機能の取捨選択を進めたという。BNC端子やLAN端子もそういったヒアリングを元に搭載されている。既存モデルの改良・改善ではなく、ユースケースに基づいて一から企画した商品のため、一つひとつ悩みながら決断を繰り返し、発売となった。

BGH1は今までLUMIXでは十分な対応が難しかった撮影シーンへの対応を想定して開発されている。例えば、人が立ち入れないアングルからのリモート撮影や、小型ドローンでの空撮、多視点からの合成映像など。設置の容易さやワークフローにも配慮されており、様々なジャンルのクリエイターがこのカメラを使って新たなクリエイティブを生み出してほしいとのこと。

BGH1は、パナソニックとして新たなチャレンジを目指した商品だ。従来よりも手軽な撮影システムで高いクオリティの映像を撮影できることを目指し、現時点でのベストを尽くした商品を創り上げたという。「クリエイターの創作意欲はメーカーの想像を優に超えていくのではないかと考えています。是非、あっと驚くようなチャレンジングな方法で使っていただき、その事例を弊社にお寄せいただけると嬉しいです」と同社の担当者はコメントしている。