Blackmagic Designの発表によると、音楽を通じて人々をつなげることを目的とした国際的な基金であるPlaying for Changeのライブ配信が、ATEM Mini ProおよびBlackmagic Pocket Cinema Camera 6Kで行われたという。
同基金には、多数の国や地域から、あらゆるジャンルの様々なバックグラウンドのミュージシャンが参加している。コンサートは、Playing for ChangeのYouTubeチャンネルで放送されており、同チャンネルの登録者数は200万人以上に上る。
LivestreamBCNのライブプロデューサーであり共同設立者のカルロス・ラロンド氏は、過去7年にわたり同基金に関わってきた。同氏は、Playing for ChangeのYouTubeチャンネルのライブ配信をバルセロナからプロデュースしており、これまでにソウル&レゲーアーティストのウーゴ・ソアレスやClarence Bekker Bandの演奏を配信している。
毎回、技術的な要件は異なるものの、ATEM Mini ProはLivestreamBCNのすべてのライブ制作の中心として機能し、Blackmagic Pocket Cinema Camera 6Kを含む様々な種類のカメラからの信号を扱っている。
ラロンド氏:LivestreamBCNでは、プロダクションバリューの高い、良質の制作を行うことを極めて重要と考えており、技術面では演奏の熱気と感情を伝えることが可能なソリューションが欠かせません。ATEM Mini Proの柔軟性、耐久性、可搬性は、各ミュージシャンが求める空気感を作り出す上で重要な役割を果たしており、スタジオ、コンサート会場、さらには屋外でも活躍しています。
すべての制作は1080p24でキャプチャーされているが、動きの多い演奏では30fps、50fps、60fpsで撮影することが重要だと同氏は語る。小規模のセットアップや、特にスタッフの数が限られている場合、ATEM Mini Proを介してBlackmagic Pocket Cinema Camera 6Kを操作するという。
ATEM Software Controlはシームレスに操作が行え、オーディオビジュアルの信号の送信先を極めて簡単に選択でき、ライブラリファイルで編集できるので制作をより効率的に行えます。些細なことに聞こえるかもしれませんが、使うのが楽しいので作業に大きな違いを生みます。
都市封鎖中にPlaying for Changeのライブ配信をプロデュースすることで、LivestreamBCNのワークフローと制作方法を洗練させ、将来に備えることができたと同氏は語る。
音楽を通して人々をつなげることは非常に強い意味を持っています。また、今年は誰にとってもチャレンジの多い年でしたが、業界はそれに適応する必要があります。Blackmagic Designのようなメーカーは、ライブ配信を改善していく上で重要な役割を果たしてきており、国境を超えて世界中の人々を真の意味で結びつけるコンテンツやパフォーマンスを作成する一翼を担っています。