EIZO株式会社の発表によると、同社のクリエイティブ市場向けカラーマネージメントモニター「ColorEdge CGシリーズ」の企画・開発に関して、映画芸術科学アカデミー(Academy of Motion Picture Arts and Sciences)が主催するアカデミー賞の一部門である「アカデミー科学技術賞」を受賞したという。
アカデミー科学技術賞は、映画界に貢献した重要な技術を生み出した企業・技術者に対して授与される賞。今回、ColorEdge CGシリーズに搭載されている自動キャリブレーション技術などの開発に貢献した同社社員4名が、その中の「技術貢献賞(Technical Achievement Award)」カテゴリで受賞した。受賞者は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
- 映像技術開発部 主幹エンジニア 上野 幸一
- 映像技術開発部 主幹エンジニア 米光 潤郎
- モジュール&ものづくり統括部 シニアエンジニア 作田 淳治
- 企画部 シニアプロダクトマネージャー 中島 賢人
受賞に際してColorEdge CGシリーズが審査員に高く評価されたポイントは、以下の3つ。
(以下、プレスリリースより引用)
- キャリブレーションセンサーと呼ばれる画面の色や明るさを測定するセンサーをモニター筐体に内蔵し、自動でキャリブレーションが可能なこと
- 画面表示の輝度・色度ムラを抑え、表示均一化を図るデジタルユニフォミティ補正回路を搭載していること
- 他のソフトウェアとの連携を容易にするSDK(ソフトウェア開発キット)を提供していること
EIZOは、受賞の詳細について紹介したスペシャルページを同社Webサイトにて公開している。
同社の代表取締役社長 実盛祥隆氏は次のようにコメントしている。
これまで映像制作のプロフェッショナルの皆様のご要望にお応えし、皆様の作品づくりに貢献してこられたことを、ここに改めて感謝いたします。
また、今回の受賞が、社員の創造力、問題解決力、そしてものづくりへの情熱を培う企業風土によりもたらされたことを誇りに思います。
当社社員のさまざまな業界における多様な経験の蓄積が、新しいイノベーションを生み出し、これが当社のさらなる飛躍の足がかりになることを確信しています。今後とも高品質で洗練されたイメージングソリューションを通じて業界の発展に寄与するというEIZOの使命を果たしてまいりたいと存じます。
なお、アカデミー科学技術賞の授賞式は、米国時間2021年2月13日13時(日本時間:2月14日6時)から映画芸術科学アカデミーのWebサイトにてインターネット配信で開催される。