Blackmagic Designは、Blackmagic Web Presenter HDを発売した。希望小売価格は税別56,980円。
Blackmagic Web Presenterは、ハードウェア配信エンジンを搭載し、Ethernet経由で直接YouTube、Facebook、Twitterなどに配信できる配信ソリューション。放送用テレビトランスミッターのように機能し、世界中の視聴者に対して配信が可能。内蔵のUSBコネクターはWebカメラのように機能し、コンピューターに接続して、あらゆる配信ソフトウェアを使用可能。SkypeやZoomもサポートしている。冗長性の面では、Ethernet経由でインターネットに配信もでき、5Gや4Gの携帯電話に接続してモバイルデータを使用できる。Web Presenterには、技術モニタリング用の出力も搭載されており、ビデオ、オーディオメーター、動向グラフ、さらにはSDI技術データが確認できるという。
Blackmagic Web Presenterは一般的によく使用される配信プラットフォームをサポート。また、放送品質でのライブ配信用に設計されたハードウェア配信エンジンも内蔵している。自己完結型ソリューションであり、コマ落ちが生じることなくライブ配信が実行可能で、インターネットへ接続するだけで配信を行えるという。
携帯電話に接続してモバイルデータを使用することも可能。人気の配信プラットフォーム用の設定オプションが搭載されているので、配信キーを入力し、ON AIRボタンを押すだけで配信が開始できる。また、同時にUSBウェブカメラ出力でコンピューターに接続することで、別のビデオソフトウェアも使用可能としている。
Blackmagic DesignのCEO グラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。
Web Presenterの新モデルを発表できることは大変エキサイティングです。この機種には、すべての配信機能が内蔵されています。YouTubeなどのサービスに直接配信するため、配信ソフトウェアは必要ありません。また、USBウェブカム機能は、この機種でも踏襲されているので、ZoomやSkypeなどのコンピューターソフトウェアを使用できます。
Zoomで会議を行いながら、同時にライブ配信できると想像してみてください!また、多数の技術情報を確認できる優れたモニタリング出力を搭載しているので、放送関係の方々に気に入っていただけると思います。ライブ配信におけるエキサイティングなアップデートだと確信しています。