日本サムスン株式会社の販売特約店であるITGマーケティング株式会社は、PCIe Gen 3.0 x4に対応したM.2フォームファクタのSamsung NVMe SSD「980」を2021年3月12日に発売する。
980は、サムスン製の最新3ビットMLC(TLC)V-NANDとサムスン製自社製コントローラを搭載したPCIe Gen 3.0 x4インターフェース対応のNVMe SSD。DRAMレス設計によりコスト削減を実現しつつ、HMB(Host Memory Buffer)テクノロジーと最新のV-NAND、最適化されたコントローラおよびファームウェアを組み合わせることで、シーケンシャル読み出しおよび書き込み速度は最大3,500および/3,000MB/sを実現。これは一般的なSATA SSDの5.6倍以上も高速だという。コンパクトなM.2 2280フォームファクタでありながら片面実装を実現しているため、余計な配線なしでデスクトップPCやノートPCに接続でき、自作パソコンやSSD換装に適しているという。
980に搭載されたIntelligent TurboWriteテクノロジーはより強化され、従来モデルの「970 EVO」と比較して最大5.5倍のバッファ領域を提供。SSD内部に大きなバッファストレージ領域を割り当てることで、高速なパフォーマンスを長時間に渡り持続することが可能だとしている。
980は、安定したパフォーマンスを実現するため、コントローラの放熱性を高めるニッケルコーティングや、基板の裏面にはNANDチップの効果的な熱制御を行うヒートスプレッダーラベルを採用。最先端の熱制御アルゴリズムを搭載した980は、耐久性と信頼性に優れたパフォーマンスを実現している。Dynamic Thermal Guardテクノロジーによって、常に980の温度が最適なレベルに維持されるようにSSDの内部温度を監視する。