Premiere Proの新しいキャプション作成ワークフローが利用可能となった
アドビは、Adobe Creative Cloudのビデオ製品アップデートを発表した。追加機能は以下の通り。
■Premiere Proの新しいキャプション作成ワークフロー
キャプションや字幕を素早く追加、カスタマイズ、スタイル化するための包括的なツールセット。キャプション 作成ワークフローは、今年後半に登場の「音声のテキスト化」機能によってさらに高速化されるという。
■After Effectsのリアルタイム3Dドラフトプレビュー
コンポジションパネル上の3Dデザイン変更が即座に反映されるため、クリエイティブな決定が迅速に行え、デザインの反復作業がより容易となる。
■After Effectsの3D平面ガイド
水平線と消失点ならびにグリッド状のガイドを表示して、デザイナーが空間内でデザイン要素の相互関係を把握するのに役立ち、スナップを使ってオブジェクトを正確に整列させることも可能。
■After Effectsのより効率的なコンポジションツールバー
より論理的に整理され、現在のタスクに基づき、文脈に沿ったツール類が表示される。
■Premiere ProとAfter Effectsのより高速なワープスタビライザー
解析処理の最適化により、UHD映像の手ブレ軽減処理が4倍速度になった。
■After Effectsのマルチフレームレンダリング(パブリックベータ版)
マルチコアCPUを使用してコンポジションを書き出す際に、レンダリングが最大300%高速化。さらに、合理化されたレンダーキューUIでは、最も重要な情報がハイライトされ、書き出しプロセスが簡素化される。
Premiere Proユーザーは、Premiere Pro内で作業を完結させることも、モバイルに最適化されたPremiere Rushを使うことも、PhotoshopやAfter Effectsなどの他のCreative Cloudアプリケーションとのシームレスなクロスアプリケーションワークフローを選択することが可能。今回のアップデートでは以下の機能が提供される。
■Premiere Rushの24の新しいカラーフィルタープリセット
デスクトップ版とモバイル版で、ビデオに視覚的なインパクトを加えるためのクリエイティブなオプションがさらに充実。
■Premiere Proのオーディオトラックのエフェクトラックのコピー&ペースト
オーディオエフェクトを個々にコピーするやり方に加えて、オーディオエフェクトラックごとオーディオトラック間でコピー&ペーストが可能となった。
映像フォーマットのサポート拡張には、Premiere Pro、After Effects、Media EncoderでARRI Alexa Miniの映像を読み込む機能が含まれている。