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パナソニック株式会社の社内分社であるコネクティッドソリューションズ社は、同社のメモリーカード・カメラレコーダー「AG-CX350」および「AJ-CX4000GJ」のファームウェアアップデートを2021年5月末日より無償で提供開始する。あわせて同機種用のタブレット/スマートフォンアプリ「CX ROP」についても、同時期に新バージョンを公開する。

同バージョンアップでは、主にネットワーク機能を強化することにより、取材・制作・配信のリモートワーク化と高画質・高品質のライブストリーミングを実現し、ポストコロナ時代の放送・映像制作のニーズに対応するとしている。詳細は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

4Kカメラレコーダー・CXシリーズ 2021年5月バージョンアップ

■メモリーカード・カメラレコーダーAG-CX350/AJ-CX4000GJ

  • 低ビットレートでFHD解像度のAVC Proxy G6プロキシデータをメイン記録と別に同時(サブ)記録。※1 メイン記録がV-logまたはHDRガンマの場合、サブ記録にV-709またはSDRガンマ設定が可能。
  • IoTクラウドプラットフォームMedia Bridgeと連携。GPS(AJ-CX4000GJのみ)と映像のプレビュー、収録中/収録後のアップロード、カメラのセットアップなど、クラウド経由で遠隔地からリモート操作が可能。
  • CLIPメタデータ(撮影者・場所・日時・時刻・メモなど)を収録クリップに付加して記録。データの設定はカメラ本体のほか、SDカード、CX ROPアプリ、Media Bridgeからの転送にも対応。
  • カメラレコーダーのLCDモニターでCLIPメタデータの一覧表示・確認が可能。
  • SHOTMARKをクリップに付加、マークしたクリップだけを表示・再生・Media Bridgeアップロード。※2
  • 4Kストリーミング(RTMP/RTMPS/RTSP/SRT)をサポート※3。H.264/H.265コーデックと8/12/25/50/75 Mbpsビットレート選択が可能。5Gスマホを用いたUSBテザリング、Media Bridgeを使用した指定サーバーへの自動アップロードにも対応。
  • SRTプロトコルによる高品質ストリーミングをサポート。Client/Listener両モード、暗号化にも対応。※4
  • 顔検出AE&AF機能を装備。LCDでタッチした被写体を自動追尾AE&AF。(AG-CX350のみ)※5

■タブレット/スマートフォンアプリCX ROP

  • CLIPメタデータに対応。カメラレコーダーへCX ROPからメタデータを送信し収録クリップに記録。
  • 接続ポート番号の設定に対応。他のアプリとの重複によるトラブルを回避。
  • 自動カメラ探索機能がマルチカメラモード(最大8台のカメラを登録)に対応。ネットワーク上のカメラ(IPアドレス)を一覧表示し、選択・設定が可能。

※1:MOV/AVCHD/AVC LongG12コーデック記録、ストリーミング、NDI|HX、VFR、インターバル記録、サイマル記録、バックグラウンド記録、タイムスタンプ記録時プロキシ記録が使用できません。
※2:MOV/AVCHDコーデック記録時、インターバル記録時、再生一時停止時にはSHOTMARKは使用できません。またサイマル記録時はLAST CLIPとしてのSHOTMARKには対応していません。
※3:NDI|HX接続には対応していません。4Kストリーミング時は、記録、サムネイル表示、再生の同時動作はできません。H.264、RTMP、SRTなどのモードによっては設定できないフォーマットまたはビットレートがあります。
※4:24p映像、SD映像は対応していません。
※5:赤外線撮影時、VFR/スーパースロー撮影時、エキスパンド・フォーカスアシスト使用時、AREA/AF AREA時には機能しません。