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三友株式会社は、同社が取り扱うKandao Technologyは、12Kの新製品「Kandao Obsidian Pro」を2021年6月上旬に発売する。販売価格は未定。

Obsidian Proは、8つの2400万画素のAPS-Cセンサーを備えた世界初のシネマティック3D VRカメラ。12Kx12K 30fpsの3Dパノラマビデオを可能としている。また、AI画像処理アルゴリズムにより、12K 60fpsの3Dパノラマビデオ制作もサポート。

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さらに、14ストップのダイナミックレンジを持ち、ISO感度は12,800に対応。広いダイナミックレンジにより、12K VRビデオを8Kの解像度にリフレームしても、8Kで直接撮影する動画よりも繊細で詳細な映像になるとしている。また、安定化スタビライゼーションを実現する9軸ジャイロスコープを内蔵。自社開発したアルゴリズムに加えて、完璧なスタビライゼーションが行える。

電子フォーカス制御を搭載し、「近距離」と「通常」の2つの焦点距離を選べることで、大口径でのさまざまな距離の撮影ニーズにも応えることが可能。また、電子制御方式による調整可能なF値を搭載した初の3D VRカメラで、最大の絞りはF2.8で、 F2.8 ~F16まで16段で絞りを自由に選べる。

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「Obsidian Pro」は、12ビットRAW形式の3Dパノラマビデオの撮影をサポートしている。RAW形式は、すべての画像情報を記録でき、明るい色から暗い色までの豊富な色情報を最大限に保持します。さらに、DNG8の撮影モードも対応し、8枚の14ビットRAW写真を連続で撮影し、Kandao独自のソフトウェア「Kandao Raw +」を介して、ゴーストのない16ビットRAW写真に合成できるという。

12ビットRAWビデオを撮影する場合、書き込み速度は22160Mbpsとなり、安定したストレージソリューションを必要としている。Obsidian Proは、8-in-1の一体化のSSDデザインを採用している。SSDオプション容量は、4Tや8T、16Tから選択可能。

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本体には高精細タッチスクリーンを搭載。また、Obsidian ProとアプリをWi-Fi経由で接続して、 FHDの映像をリアルタイムプレビューに対応している。単レンズとパノラマのプレビューを切り替え可能。 EV、ホワイトバランス、焦点距離、モードなどのパラメーターは、すべてアプリから調整できるという。

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様々なオーディオ接続にも対応しており、8つの全方向性マイクが内蔵され、360°の全方向性の声を拾うことができる。また、外部マイクを接続可能なUSBオーディオ入力接続端子や3.5mm標準ステレオミニプラグ接続端子が付いているという。