ATOMOSは、7インチのモニター専用機「Atomos Shinobi 7」を発表した。米国での発売は2021年6月上旬。
Shinobi 7は、初代Shinobiの思想を継承しつつ、より大きく、より明るいモニターを実現。ピーク輝度2200nitsを持つShinobi 7は、遮光サンフードやHDRモニター用のLog入力変換を必要とせず、最も明るい環境で使用可能。大きく、明るく、美しい軽量ディスプレイにより、監督やフォーカスプラーのモニター、ビデオスイッチャーのプログラムやプレビューディスプレイ、カメラに向かって撮影するブロガーなど、用途は無限としている。
Shinobi 7は直感的なタッチスクリーンを採用し、特定のカメラをコントロール可能。Z Cam E2シリーズに対応し、オプションのAtomos USB-C-シリアルケーブルと組み合わせることですべてのメニュー設定を直接コントロール可能。また、Shinobi 7にはUSBとRJ-45コントロールポートが追加されており、タッチスクリーンによるカメラコントロールのオプションが増えても、将来の開発で対応できるとしている。
Shinobi 7のモニターは、Log/PQ/HLG信号の10ストップ以上のダイナミックレンジをリアルタイムで表示可能。ATOMOS独自のHDRモニタリング機能と組み合わせることで、Shinobi 7は複雑なLogやHDR撮影を簡素化し、撮影中であってもポストプロダクションのワークフローを再現可能だとしている。また、クーリング技術により、ファンノイズの低減やディスプレイのピーク輝度を優先させることが可能で、安心して撮影に集中できる。
SDカードスロットから最大8つのカスタムLUTを読み込み、選択することで常にクリエイティブな意図を維持することが可能。2つのバッテリースロットは撮影中にバッテリーをホットスワップでき、2つのスロットを組み合わせることで1日中使用できる。また、専用のロック付きDCジャック入力を備えており、撮影現場のメイン電源に接続できるほか、オプションのDC to D-TAPケーブルを使用すれば、Vロックバッテリーからの電源供給も可能だ。