KAIROS導入事例:サイバーエージェントの番組制作拠点「Chateau Ameba」の場合

パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社および、パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社は、株式会社サイバーエージェントの番組制作拠点である「Chateau Ameba(シャトーアメーバ)」の8つのスタジオで使用する「IT/IPプラットフォーム"KAIROS"」を8式受注したことを発表した。

Chateau Amebaは、「ABEMA」の番組制作拠点でもあり、様々なジャンルの約20チャンネルを24時間365日放送しているABEMAでは、効率よく、かつクオリティの高い番組を制作する必要があるため、高いシステムの柔軟性をもち、多種多彩なコンテンツの制作・運用を可能にするKAIROSが採用されたという。

特に、GPU映像処理によるME数・KEY数に制約されないマルチレイヤー構成や、直感的で使いやすいGUI、またITベースのオープンアーキテクチャーによる機能拡張性を高く評価しているとのこと。

また、今回の受注に関して、株式会社サイバーエージェント スタジオ運営センター 近藤信輝氏は次のようにコメントしている。

ABEMAはテレビの再発明を標榜しています。技術的にも、これまでにないチャレンジが必要である状況において、KAIROSの開発コンセプトは、私達の目指す方向と同じなのではないかと考えています。

KAIROSの性能もとても魅力です。今回は同時に8台を導入することで、様々なジャンルの番組を制作する方々に広く利用して頂き、視聴者の方にも番組の面白さが伝わる表現をするチャレンジをして頂けると思います。

今後は、リモートプロダクションやIPを利用したワークフローの改革、4Kや縦長動画など多彩なフォーマットに対応できるように、継続的にパナソニック様にフィードバックをさせて頂き、製品のアップデートに貢献したいと考えています。

主なシステム構成

Chateau Amebaスタジオの主なシステム構成
  • Kairos Core 100(AT-KC100T)×1
    CANVASオプション(ソフトウェアキー)AT-SF003G、オーディオミキサーオプション(ソフトウェアキー)AT-SF005G 含む
  • Kairos Control(AT-KC10C1G)×1
  • Kairos Creator(AT-SFC10G)×1
  • ※8スタジオに同一システムで納入