株式会社ニコンの子会社、株式会社ニコンイメージングジャパンは、「ニコン Z マウント」を採用したフルサイズ(ニコンFXフォーマット)ミラーレスカメラ対応の小型・軽量単焦点レンズ「NIKKOR Z 28mm f/2.8 (SE)」を2021年10月上旬に発売する(日本での予約販売受付は7月1日10時より開始)。希望小売価格は税込42,790円。なお、同レンズは、APS-Cサイズ(ニコンDXフォーマット)ミラーレスカメラ「ニコン Z fc」のキットレンズとしても発売される。
NIKKOR Z 28mm f/2.8 (SE)は、Z fcに合わせたデザインを採用した、全長約43mm、質量約160gの小型・軽量の広角単焦点レンズ。焦点距離28mmの広角を活かしたスナップ撮影のほか、最短撮影距離0.19mでの近距離撮影も可能。Z fcなどのDXフォーマットのカメラボディーに装着した場合は、42mm相当(35mm判換算)の標準画角で撮影可能。
NIKKOR Z 28mm f/2.8 (SE)の「(SE)」は「Special Edition」を意味し、フィルム一眼レフカメラ「ニコン FM2」と同時期に発売されたNIKKORレンズのデザインを踏襲している。当時のデザインを忠実に再現し、ローレット加工を施した存在感のあるコントロールリングが特長で、Z fcのボディーとマッチするとしている。NIKKOR Z 28mm f/2.8 (SE)の主な特長は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
- 「Z fc」と統一感のある、「FM2」が発売された当時のNIKKORレンズにインスピレーションを受けたデザイン
- 全長約43mm、質量約160gと、小型・軽量の単焦点レンズ
- 開放F値2.8と明るく、手持ち撮影でも手ブレを抑制
- DXフォーマットのカメラボディー装着時には焦点距離42mm(35mm判換算)に相当
- 最短撮影距離0.19mで、被写体に近づいたダイナミックな撮影が可能
- 「S-Line」※1に属さないNIKKOR Z レンズとして、初めてマルチフォーカス方式※2を採用し、近距離撮影時の自然な描写。さらに、小型化、高速・高精度なAF制御を実現
- 安心して持ち運べる、防塵・防滴に配慮した設計※3
- 「コントロールリング」に絞り値や露出補正などの機能の割り当てが可能
- 静粛性に優れ、フォーカスブリージング時の画角変化の低減や、露出の安定化など動画撮影に配慮した設計
※1 「S-Line」は、NIKKOR Z レンズにおいて設定されたグレードで、ニコン独自の設計指針と品質管理を高い基準でクリアーしており、特にハイレベルな光学性能を発揮します。
※2 複数のAF用駆動ユニットの連携で複数のフォーカスレンズ群の位置を高精度に制御し、撮影距離を問わず高い結像性能を実現します。
※3 すべての条件で完全な防塵・防滴を保証するものではありません。