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アドビは、主要なクラウドベースのビデオコラボレーションプラットフォーム「Frame.io」を買収するための正式契約締結を発表した。

Frame.ioは、ビデオ編集者と主要なプロジェクト関係者がクラウドファーストワークフローを使用して共有できるプラットフォーム。ユーザーは、メディアやエンターテインメントの企業、代理店、グローバルブランドで100万人を超えるとしている。

今回の買収により、Premiere ProおよびAfter Effectsなどのビデオ編集製品を含むアドビのクリエイティブソフトウェアとFrame.ioのレビューおよび承認機能の組み合わせにより、ビデオ編集プロセスを強化するコラボレーションプラットフォームが提供されるとしている。

映像制作チームは増え続けるコンテンツに対応する必要があるが、各ビデオプロジェクトには、ビデオ編集者、プロデューサー、代理店、クライアントなど、さまざまな関係者の連携を必要としている。特に昨今のビデオワークフローは、権利関係者のフィードバックを求めるために使用されている複数のツールと通信チャンネルとは切り離されているが、Frame.ioはリアルタイムの映像アップロード、アクセスを安全に可能にすることにより、映像制作の効率の悪さを排除するとしている。

Creative Cloudのチーフプロダクトオフィサー兼エグゼクティブバイスプレジデントであるスコット・ベルスキー氏は次のようにコメントしている。

今回の買収により、私たちは信じられないほどの顧客志向のチームを歓迎し、Frame.ioのクラウドネイティブワークフロー機能を追加して、クリエイティブプロセスをより協調的、生産的、効率的にし、すべての人の創造性をさらに解き放ちます。

Frame.ioの共同創設者兼CEOであるEmeryWells氏は次のようにコメントしている。

Frame.ioとAdobeは、ビデオの作成と制作におけるアドビの強みとFrame.ioのクラウドネイティブプラットフォームを統合する、ビデオの作成とコラボレーションの未来に対するビジョンを共有しています。

アドビに参加して、世界をリードするメディアおよびエンターテインメント企業、代理店、ブランドのビデオイノベーションを推進し続けることに興奮しています。

取引成立後は、Frame.ioの共同創設者兼CEOのエメリー･ウェルズ氏と共同創設者のジョン・トラバー氏がアドビに加わる。ウェルズは引き続きFrame.ioチームを率い、スコット・ベルスキー氏に報告しするとしている。