株式会社タムロンは、以前開発発表をしていた、フルサイズミラーレス一眼カメラ対応のソニーEマウント用大口径標準ズームレンズ「28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063)」を、2021年10月28日に発売する。希望小売価格は税込123,200円。

※今後の新型コロナウイルス感染症の影響により、発売時期見直しや供給が遅れる可能性あり。

Model A063は、「28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)」の後継モデル。光学系をゼロから見直した最新の設計によるレンズ構成は、15群17枚で、特殊硝材であるLD (Low Dispersion : 異常低分散)レンズと非球面レンズをそれぞれ2枚ずつ最適な箇所に配置することで、諸収差の発生を極限まで抑制している。絞り開放から同レンズの画質はModel A036と比較して大幅に改善しており、全ズーム域にわたり画面の隅々まで極めて高い解像性能が得られるという。

AF駆動にはリニアモーターフォーカス機構VXDを採用しており、高精度化したのと、AF速度はModel A036と比較すると約2倍向上している。また、Model A036の広角端で最短撮影距離0.19mを上回る0.18mを実現。ワーキングディスタンスは約4.4cmで最大撮影倍率は1:2.7。

新たに独自開発された専用ソフトウェア「TAMRON Lens Utility」を使用でき、レンズに搭載したパソコン通信用「コネクターポート」とパソコンを「TAMRON Connection Cable」(別売)で接続し、専用ソフトウェア「TAMRON Lens Utility」にて、各種機能のカスタマイズや最新のファームウェアのアップデートを行うことが可能。

第2世代「G2」のModel A063には、これからのタムロンレンズを象徴する新デザインを採用しており、ズームラバー、フォーカスラバーの形状変更でグリップ感がアップし操作性を向上している。外装に施された深みのある艶のブラック塗装により、傷が付きにくく耐擦傷性が向上しているのと、指紋などの汚れも目立ちにくい。また、内部機構に金属パーツを追加することでより滑らかな操作性を実現、ズームリングは剛性感、トルク感も向上しており、スムーズな操作性を実現しているという。