パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社は、同社製スタジオカメラシステム向けの新型リモートオペレーションパネル(ROP)「AK-HRP1010」を2021年11月に発売する。希望小売価格は税込715,000円。
AK-HRP1010は、1/4型ラックサイズで国際的な標準規格である19型EIAラックに4台並べて設置可能。従来機「AK-HRP1000」と同サイズのため同じスペースでのスムーズな入れ替え設置が可能。各種操作ボタンは使用頻度の高いボタンを優先的に盤面に装備することでダイレクトな操作を実現しているという。
また、新しくタッチパネル式に対応した高解像3.5型液晶カラーパネルを搭載し、視認性と直感的な操作をサポートすることで現場での使いやすさを追求したという。
シリアル接続、IP接続の双方に対応しており、PoE(Power over Ethernet)による電源供給にも対応する。スタジオカメラとのIP接続により、離れた場所からオペレーター業務が行え、リモートオペレーションによる現場の省人化と効率的な運用が可能となった。今後は、スタジオカメラだけではなく、同社製リモートカメラやメモリーカード・カメラレコーダー、シネマカメラへも、IP接続を介した制御に対応予定。AK-HRP1010の主な特長・仕様は以下の通り。
(以下、プレスリリースより引用)
- 1/4型ラックサイズで19型EIAラックに4台設置可能。
- タッチパネル式の高解像度3.5型液晶カラーパネルや、使いやすいレイアウトの各種操作ボタンを装備し高い視認性と直感的な操作を実現。
- IP接続により、スタジオカメラの他当社製リモートカメラなどの制御にも対応、自由度の高いシステム構築によりトータルシステムでの運用性を向上※2。遠隔地からリモート運用でのオペレーションにも対応。
- 1台で99台まで切り替えてカメラの制御が可能。
- カラー液晶パネルの傾斜設置や、IP接続対応、PoE※1給電への対応など、現場での運用性を考慮した各種機能を装備。
- マスターゲイン、色温度制御、マスターフレアなど、ユーザー設定が可能なノブを装備。
- ゲインやマトリクスなど使用頻度の高い機能を優先的に登録し、素早く操作が可能なユーザー設定ボタンを装備。
- SDメモリーカードスロットを装備、新たにSDXCカードに対応し、カメラの設定ファイルや本機の設定をSDXCカードに保存して読み込むことが可能。
- 新たにプレビュー機能を搭載し、D-Sub9ピンのプレビューコネクターを装備。
※1:Power over Ethernetの略。
※2:スタジオカメラAK-UC4000/UC4000S、AK-UC3300/UC3300S、AK-HC5000/HC5000Sに対応します。 本機と接続して使用可能なその他のカメラの対応状況については、パナソニックWEBサイトの「コントローラー対応機種一覧表PDF」をご覧ください。