コシナは、CPU内蔵ニコンAi-S互換のVoigtlander SLRレンズ「APO-SKOPAR 90mm F2.8 SLIIS」を2021年11月に発売する。希望小売価格はシルバーリム、ブラックリム共に税込74,800円。
APO-SKOPAR 90mm F2.8 SLⅡSは、フィルム一眼レフ時代をオマージュした外装デザインを採用したSLⅡSシリーズ、4本目のレンズとして設計された中望遠レンズ。
光学系は7群7枚のうち5枚に異常部分分散ガラスを使用。軸上色収差を限りなくゼロに近づけるアポクロマート設計による高画質に加え、レンズ全体を繰り出すシンプルな構造により、全長40mmのコンパクトさを実現。本体重量は260gと軽量で、そのサイズ感と重量は標準レンズのULTRON 40mm F2 Aspherical SLⅡSとほぼ同等であることを特徴としている。
APO-SKOPAR(アポスコパー)90mm F2.8 SLⅡSのフォーカスリングおよび絞りリングは総金属製で、大きく削り込まれた指がかりと、精密な切削加工が施されたローレットパターンを特徴としている。古き良き時代を想起させる外観と、マニュアル操作感を向上させる機能性を兼ね備えているという。
また、昭和40年代(1965~1974年)の一眼レフ用交換レンズへのオマージュとして、コレクターの中では先白(さきじろ)の愛称で親しまれているシルバーリムと、先黒(さきぐろ)と呼ばれるブラックリムの2種類をラインナップ。マウントはCPU内蔵ニコンAi-S互換。Aiカプラーも搭載し、往年のフィルム一眼レフから最新のデジタル一眼レフまでさまざまなボディで使用可能としている。