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DJIは、 折りたたみ式カメラドローンのフラッグシップモデルとして新製品「DJI Mavic 3」を発表した。

公式オンラインストアは2021年11月5日より発売開始、それ以外の販売店では、Mavic 3標準版が2021年11月18日、Mavic 3 Fly More Combo/Mavic 3 Cine Premium Comboは11月23日より発売開始となる。ラインナップと希望小売価格は以下の通り。

  • DJI Mavic 3標準版:税込253,000円
    Mavic 3機体、インテリジェント フライトバッテリー、RC-N1送信機、RC-N1ケーブル×3、バッテリー充電器、ストレージカバー、プロペラ1組×3他
  • DJI Mavic 3 Fly Moreコンボ:税込341,000円
    Mavic 3機体、インテリジェント フライトバッテリー×3、RC-N1送信機、RC-N1ケーブル×3、バッテリー充電器、バッテリー充電ハブ、ストレージカバー、プロペラ1組× 6、NDフィルターセット (ND4/8/16/32)、コンバーティブル キャリーバッグ他
  • DJI Mavic 3 Cine Premiumコンボ:税込583,000円
    Apple ProRes 422 HQ 動画撮影に対応し、1TB SSDが内蔵されたMavic 3 Cineを同梱。Mavic 3 Cine機体、インテリジェントフライトバッテリー×3、DJI RC Pro、バッテリー充電器、バッテリー充電ハブ、ストレージカバー、プロペラ1組×6、NDフィルターセット(ND4/8/16/32)、NDフィルターセット (ND64/128/256/512)、コンバーティブル キャリーバッグ、DJI 10Gbps高速データ転送ケーブル他
    
DJI Mavic 3 Fly Moreコンボ
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DJI Mavic 3 Cine Premiumコンボ
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4/3型CMOSセンサー搭載のデュアルカメラシステムを採用

DJI Mavic 3用に特別設計されたL2D-20c空撮カメラは、焦点距離24mmのレンズを使ったプログレードの4/3型CMOSセンサーを、コンパクトなフォルムで機体に搭載。ハードウェアの性能とソフトウェアのアルゴリズムにHasselbladの基準を適用し、20MP画像の12bit RAWフォーマットでの撮影や、5.1K/50fpsと4K/120fpsでの動画撮影を実現。

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動画解像度が向上したことで、より滑らかな映像が撮影でき、後処理工程での柔軟性と共に120fpsでのスローモーション動画にも対応。12.8ストップのネイティブダイナミックレンジに対応しているため、明部・暗部ともに細部まで詳細情報を保持が可能。f/2.8~f/11の絞り調整が可能。

重量12.5g、焦点距離24mmの単焦点レンズはオートフォーカスと84°FOVに対応。DJI Mavic 3に搭載された2つ目のカメラには焦点距離162mm望遠レンズが搭載され、28倍ハイブリッドズーム(デジタル+光学)と絞りf/4.4に対応。

また、フォーカス速度を向上するため、新たにビジョン検知オートフォーカス技術(VDAF)を採用。これによりHasselbladカメラは、機体に搭載された複数のビジョンセンサーと連携し距離データを取得することで、フォーカス速度を最適化しているという。

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DJI Mavic 3は、ハッセルブラッドナチュラルカラーソリューション (HNCS)をMavic 2 Proから引き続き採用し、忠実な色合いを再現。高解像度で高いフレームレートの空撮映像を撮影できるだけでなく、10-bit D-Logカラープロファイルで最大10億種類の色の記録が可能。

Mavic 3 CineはApple ProRes 422 HQコーデックに対応。また、ProResコーデックや高フレームレート動画といった大きな容量のデータを扱えるよう、Mavic 3 Cineでは1TB SSDを内蔵している。DJI 10Gbps高速データ転送ケーブルも同梱することでエクスポート作業をより効率化し、サイズの大きなデータでもスピーディに転送することが可能。

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進化した安全機能

DJI Mavic 3は、アップグレードした障害物検知機能や航行システムを搭載。APAS 5.0は、魚眼レンズを使った6つのビジョンセンサーと広角レンズを使用した2つのセンサーを組み合わせ、複雑な環境下でも全方向の障害物をスムーズかつ継続的に検知し、障害物を回避する安全な飛行ルートを計画できる。

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ActiveTrack 5.0では、被写体の前後、左右、斜めの動きに合わせたトラッキングや、動いている被写体の側面や周りを飛行しながらのトラッキングも可能。被写体が速く動き一時的にカメラからフレームアウトしてしまった場合でも、機体に搭載されたビジョンセンサーが被写体を捉え続け、被写体が再びフレーム内に収まるようトラッキングを継続できる。全方位検知機能が向上したことで、アクティブトラック中、パイロットはドローンやカメラをより滑らかに操作することが可能。

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パワフルな測位アルゴリズムに対応し、GPS、GLONASS、BeiDouの衛星信号を使ってホバリング精度が向上しており、今まで以上に速く複数の衛星から信号を受信することが可能。また、測位精度が向上により、長時間露光での撮影やタイムラプス撮影中、空中でのドリフト飛行が減り、さらに高い安定性を実現。

また、AeroScopeリモートIDシステムにより、重要施設等のあるエリアに近接する空中のドローンを、現地当局が認識・監視することが可能。DJI Air 2Sで初めて採用したAirSenseシステムをDJI Mavic 3にも搭載し、付近を飛行中の航空機やヘリコプターから発せられるADS-B(放送型自動位置情報伝送)信号を受信しパイロットに警告するため、パイロットは迅速に安全な別の場所へとドローンを移動することができる。

バッテリー駆動時間の改善で長時間飛行を実現

DJI Mavic 3ではドローンの飛行性能と電力消費に関わるあらゆる要素を再設計し、理想的な環境下で最大46分と飛行時間を延長。また、モーターとプロペラをエネルギー効率の高いものへ改善とバッテリー容量を増やし、その分ドローンの骨組みや部品の重量を軽減。さらに、アーム、ボディ、ジンバルの形状に航空力学の原理を取り入れ、合理的な設計を実現。風胴試験の結果では、DJI Mavic 3の風圧抵抗性能は前モデルと比較し、35%向上、飛行速度も大幅に改善されたという。

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DJI Mavic 3 Intelligent Flight Battery

アドバンストRTHで安全な帰還と信号ロストを防ぐDJI O3+

DJI Mavic 3ではこのReturn-To-Home(RTH)システムがアップグレードし、最短で安全性とエネルギー効率が最も高い飛行ルートを機体が自動で計画、ホームポイントまで帰還する。ドローンは同時にその時点での風速を計測し、風速とRTH経路をもとに、帰還に必要となる電力をリアルタイムで計算する。DJI Mavic 3は効率的なRTHを実現し、撮影により多くの時間を割くことが可能としている。

アップグレードした伝送システムDJI O3+は、強い信号干渉がある環境など厳しい条件下でも、安定した滑らかでクリアな映像を伝送可能。O3+の最大制御範囲は15kmでさらに遠くまで飛行させることができ、より安定した信号伝送と低遅延の動画伝送を実現し、パイロットは安心して飛行することが可能。

DJI Mavic 3は1080p/60fpsのライブ映像の高フレームレート伝送を可能。カメラビューで表示される映像の画質が実際のカメラで録画している映像に近いものを実現。また、O3+により操作への応答性も向上しているという。

DJI Mavic 3本体に固定できるアクセサリーDJIセルラー伝送ドングルを使えば、さらに飛行安全性を強化可能。O3+信号が建物や木々などによって遮られた場合、このドングルによりO3+伝送システムから4Gネットワークへシームレスに切り替え、滑らかで安定した接続を継続する。

様々なインテリジェントモードを搭載

Mavic 3は幅広いインテリジェントモードに対応。飛行経路やカメラの動きを巧みに調整しながら、ハイレベルの写真や動画制作、編集が可能。

  • マスターショット:素早く簡単に、高品質のコンテンツを作成する。アプリ上で映像とBGMを自動で編集し、短時間で動画を作成、アプリから直接友人などに共有することも可能。
  • パノラマモード:直接ドローン上で撮影した写真の合成処理を行うため、DJI Flyアプリやポストプロダクション工程の作業は必要なく、息をのむような風景を鮮明なディテールで捉えることができる。
  • クイック転送:送信機に接続せずモバイル端末にそのまま素材を保存したり、端末上でデータ処理することが可能。Wi-Fi 6プロトコルを使用し、さらに短時間で機体からモバイル端末に素材を転送できるように改善された。

新アクセサリーをラインナップ

新機能や性能アップグレードに加え、新しいアクセサリーも数多く展開する。

  • スマート送信機DJI RC Pro:アンテナ性能が向上、伝送距離は最大15kmを誇り、スムーズな操作体験を実現。1000nitの高輝度画面で視認性が向上し、屋外での撮影に適しています。送信機のバッテリー駆動は最大3時間まで伸び、充電時間は90分と効率的としている。
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  • DJI 65Wポータブル充電器:充電時間約96分の高速充電に対応。USB Type-C出力ポートがあり、ノートパソコンやスマートフォンの充電にも対応している。
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  • DJI コンバーティブル キャリーバッグ:新デザインが施され、ショルダーバッグ/バックパックとしても使用可能。Mavic 3本体やアクセサリーなどスタイリッシュに持ち運ぶことができる。
    
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  • DJI Mavic 3広角レンズ:最大108°FOVに対応し、より没入感の高いFPV飛行体験を提供する。
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  • DJI Mavic 3ストレージカバー:軽量素材を使用したシンプルなデザイン。機体を折りたたんで移動する際、カメラやジンバル、プロペラを保護する。
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  • DJI NDフィルターセット:ND4/8/16/32とND64/128/256/512の2種類があり、どんなに明るい環境でもクリアな映像を撮影できる。
    
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  • DJI 10Gbps高速データ転送ケーブル:ドローンからパソコンに高速で素材をダウンロードできる。高速伝送により、現場で素材のバックアップを撮ることが可能。
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DJIヨーロッパクリエイティブディレクターのFerdinand Wolf氏は次のようにコメントしている。

Mavic 3の開発は、DJIのエンジニア達にとって根気のいるプロジェクトでした。難度の高い技術的な問題を解決しながら、プロ品質の撮影性能と飛行性能をコンパクトなコンシューマードローンに搭載するという、Mavicシリーズに欠かせないゴールを再び実現する必要がありました。

Mavic 3は小型化、性能強化、包括的な飛行安全性の確保、そして映像品質の向上を妥協せず全て実現し、ユーザーは複雑な操作なく最高レベルの映像を撮影することができます。Mavic 3は、ビデオグラファーやフォトグラファーに加え、世界中の映像プロダクションやメディア関係者の期待に応え、皆さんを驚かせることでしょう。