JVCケンウッドは、2021年11月17日~19日の期間中に千葉・幕張メッセで開催される国際放送機器展「Inter BEE 2021」に出展する(ホール7/7414)。
同社ブースでは、PTZリモートカメラの新商品3機種「KY-PZ400N」「KY-PZ200N」「KY-PZ200」を中心に、リモートプロダクションやリアルタイム配信を実現する独自のシステムソリューション「Robo Production」を展示。
Robo Productionにおいては、「CONNECTED CAM STUDIO」などとのシステム構築により、スポーツ中継、音楽ライブ、株主総会、企業ライブコマース、大学講義などの用途に応じて実践的な配信ソリューションを提案するとしている。主な出展内容の詳細は以下の通り。
新商品PTZリモートカメラ 「KY-PZ400N」「KY-PZ200N」「KY-PZ200」
NDI|HX・SRTプロトコルなど複数のIP伝送プロトコルに対応したPTZリモートカメラの新ラインアップを展示。「KY-PZ400N」は、1/2.5型 851万画素CMOSセンサーを搭載し、4K収録・配信に対応した高画質モデル。「KY-PZ200N」「KY-PZ200」は、HD収録・配信に対応する標準モデル。
「KY-PZ400N」「KY-PZ200N」は、高効率・低帯域幅のIP伝送を実現するNDI|HXプロトコルと安定したIP伝送を実現するSRTプロトコルに対応。「KY-PZ200」は、HD収録・SRTプロトコルでの配信に対応したエントリーモデルとしている。
リモートプロダクション・システムソリューション「Robo Production」
Robo Production – NETWORK(スポーツ中継向けリモートプロダクション
バレーボールの国内リーグ戦や野球の独立リーグのライブ配信機材としても導入実績のあるリモートプロダクションシステムを出品。スタジオや調整室から遠隔地にあるネットワーク対応カメラのリモート操作が可能なため、低コストかつシンプルなパッケージで映像制作・配信を実現可能。また、中継現場におけるスタッフの人数や機材運搬コスト、設営費用などを最小限に抑えることができるため、新型コロナウイルス感染対策として三密回避にもつながるソリューションとして提案可能だとしている。
Robo Production – BASIC(音楽ライブ、舞台・コンサートホール向けローカルプロダクション)
シンプルかつ低コストのライブ映像配信を実現したライブプロダクションスイッチャー「CONNECTED CAM STUDIO」を核としたシステムを展示。ミニマムな人員で映像制作・配信を可能とし、音楽ライブや舞台、コンサートホールの配信に最適なシステムとして提案する。
Robo Production – LIGHT(企業ライブコマース、大学講義配信向けシステム)
NDI|HXプロトコルに対応し、外部コンバーター機器なしで、高効率で低帯域幅、低遅延の映像配信が可能なPTZリモートカメラ「KY-PZ400N」「KY-PZ200N」を活用した企業ライブコマース、大学講義配信向けシステムを展示。スマートフォン、タブレット端末、パソコンなどからWebブラウザにアクセスし、ライブ映像を遠隔地からモニタリングしながら、カメラをリモート操作が可能な簡易システムとしている。