バルコ、出展概要を発表。没入型の映像体験、xRスタジオを展示[Inter BEE 2021]

バルコ株式会社は、2021年11月17日~19日の期間中に千葉・幕張メッセで開催される国際放送機器展「Inter BEE 2021」に出展する(ホール7/7312)。

同社ブースでは、LED・LCD大型ディスプレイ、プロジェクター、イメージプロセッサーや、ハイブリッドリモートミーティング向けの「ClickShare」等を展示し、デモンストレーションも見ることができる。

展示品1 バーチャルスタジオ(XRスタジオ)

BARCOとdisguiseがコラボレーション
バルコ社のLEDパネルとdisguise社のビデオサーバーの組み合わせによるシンプルな構成でバーチャルスタジオを実現。2種類のカメラとカメラトラッキングシステムによる映像の背景にはUnreal Engineによるリアルタイム生成のCGを合成。バーチャルスタジオの様々な特性やそのメリットが体感できる展示も用意されている。

展示品2 大型LEDディスプレイ:LED XTシリーズ

信頼性を継承しながら低コストを実現した大型LEDディスプレイ「LED XTシリーズ」
XTシリーズはアスペクト比16:9の1枚27インチのLEDタイルで、0.9~2.5mmの5種類のピクセルピッチから選択可能。特徴は、27インチのLEDタイルを任意に組み合わせて小規模から大規模まで自在に構成可能な点。カメラを用いて継ぎ目のずれを検出して電気的に補正するシームコンペンセーション機能により、複数のLEDタイルがシームレスな1枚のパネルのように表現可能だという(展示予定製品はXT1.2およびXT2.5)。

展示品3 ベゼルレスLCDビデオウォール:UniSee

ベゼルレスで高い一体感を実現したLCDビデオウォール「UniSee」
55インチのタイル式LCDビデオウォールプラットフォーム「UniSee」は、ベゼルレスの設計により、接続しているLCDタイルの間がほとんど目立たない、シームレスなLCDビデオウォールを実現。「Sense X」は、個々のパネルだけでなく、接続したLCDパネル全体が1枚のビデオウォールとして完璧な画像を表示するための調整を行う。屋内の照明条件や、人間工学に合うように調整するのは通常は外部装置で手動で行うが、Sense Xはボタンを数回押すだけで再校正可能だという。

展示品4 中・高輝度プロジェクター

2,000ルーメン程度から75,000ルーメンまで幅広いラインナップを揃えた中・高輝度プロジェクター
劇場映画用から、大小会議室・宴会場、ホール・イベント用、高度なシミュレーション用、VR用、プロジェクションマッピング用、ホームシネマ用と対応する市場が幅広く、製品ラインについても、超静音型DLPビジネス用プロジェクター、大会場用プロジェクター、デジタル・シネマ産業向けシネマ・プロジェクター、ポストプロダクション・プロジェクターなど、用途に応じて最適なシステムを構成している(展示予定製品はUDMおよびG100)。

展示品5 イメージプロセッサー

画像処理イメージプロセッサー「Event Masterシリーズ」「ImageProシリーズ」「PDS-4K」
画像処理イメージプロセッサー「Event Master Series」は、4K表示に対応したマルチフォーマットプレゼンテーションシステム。「ImagePro-4K」は、高度な高性能オール・イン・ワン・ビデオ・スケーラー、スキャン・コンバーター、スイッチャー、トランスコーダーで、様々な入力信号フォーマットを高画質のまま全ての指定の出力フォーマットに変換する。

昨年6月に発表した4K対応スイッチャー「PDS-4K」は、複数の出力機器の映像をシームレスにスイッチング可能。AthenaTMスケーラーを採用している。オプションカードでDanteオーディオに対応。低遅延、ストレスのないスケーリング機能を備えており、小規模から中規模のイベントに適しているとしている(展示予定製品は「E2」。LED XTおよびUniSeeを使ってのデモンストレーションを実施)。

展示品6 ClickShareコンファレンスCXシリーズ

オンライン、オフラインの会議を安全かつ効率的にする「ClickShare コンファレンスCXシリーズ」
「ClickShare CXシリーズ」は、リモート会議における新しいコラボレーションのスタイルを提唱するワイヤレスコンファレンスソリューション。オフィスとリモート環境が組み合わされたハイブリッドな環境でのミーティングを一体化するソリューションを提供するという。

ClickShare CXシリーズは、会議室に設置されたモニターやカメラ、マイク/スピーカーと接続する本体(ベースユニット)と、利用者が手元で操作できる専用のボタン(ClickShareボタン)で構成されており、リモート会議に必要とされるカメラやマイクなどのさまざまなUSB周辺機器を統合し、ワイヤレスでコントロールできる機能を備えている。展示予定製品はCX-50(2台)。実際のリモート会議環境を構築し、デモンストレーションを実施する。