パナソニック株式会社は、同社のミラーレス一眼カメラLUMIX Gシリーズ「DC-GH5M2(GH5II)」の、ライブ配信機能の強化などに対応したファームウェアVer.1.1、2021年11月30日に提供開始する。 LUMIXお客様サポートからダウンロードできるようになる予定。

ライブ配信機能の強化

スマートデバイスとのUSBテザリング(RTMP/RTMPS)

GH5IIとスマートデバイスをUSBケーブルで有線接続してライブ配信できる「スマートデバイスとのUSBテザリング」に対応。 従来の「無線IPストリーミング機能」よりも、電波干渉の多い環境での使用時にも安定的な通信速度を確保しやすくなり、高画質な4K30p映像の配信にも対応する。

有線IPストリーミング機能(RTP/RTSP)

GH5IIとパソコンを有線LANケーブルで接続することで、最大4K60pの「有線IPストリーミング機能」が可能となる。有線LANケーブルを用いて安定性の高い通信ができる屋内環境で、無線通信を介さずに4K60pの高画質な映像と音声を配信できる。

※DC-GH5M2のUSB Type C端子をLAN端子に変換する市販のアダプターが必要

パナソニック、LUMIX GH5IIのファームウェアアップデートを予告。ライブ配信機能向上などに対応

選べるライブ配信フォーマット

「スマートデバイスとのUSBテザリング」や「有線IPストリーミング機能」を使用した場合、4K画質の選択が可能に。通信量が少なく安定性を確保しやすいHD画質の映像から、4Kの高画質な映像まで、配信意図や通信環境に合わせた多彩なフォーマットを選択できる。

パナソニック、LUMIX GH5IIのファームウェアアップデートを予告。ライブ配信機能向上などに対応

カメラ複数台接続に対応

カメラ制御ソフトウェア「LUMIX Tether Ver.2.0」を用いてカメラ複数台接続での撮影

「LUMIX Tether Ver.2.0」を使用して、最大12台の対応機種を1台のパソコンから制御できる。

※対応機種(2021年11月現在)

  1. LANケーブルを用いた機器制御:
    DC-GH5M2(※)/BGH1/BS1H ※DC-GH5M2のUSB Type C端子をLAN端子に変換する市販のアダプターが必要。
  2. USBケーブルを用いた機器制御:
    DC-GH5M2/GH5S/G9/BGH1/S1H/S1R/S1/S5/BS1H

カメラ制御ソフトウェア「LUMIX Tether Ver.2.0」経由のパワーズーム操作

「LUMIX Tether Ver.2.0」を使用して、パソコンからパワーズーム対応のLUMIX Gシリーズレンズを用いたズーム操作が可能。

※対応レンズ(2021年11月現在):H-PS14042/H-PS45175

静止画機能の追加

ライブビューコンポジット

設定した露光時間ごとに画像を撮影し、明るく変化した部分を合成して1枚の写真として記録。 通常のバルブ撮影では露出オーバーとなってしまうような撮影シーンでも、全体の露出を適正に保ちながら、星の日周運動や花火などの切れ目のない光跡をモニターで仕上がりを確認しながら撮影できるとしている。