シグマは、フルフレームセンサー搭載ミラーレス一眼カメラ「SIGMA fp L」対応のメジャーアップデートとなるバージョン2.00を公開した。
アップデート内容の詳細は以下の通り。
- 画面内の露出の状況が色分け表示され、任意の部分の露出の状況を把握することができる「フォルスカラー」機能を搭載
- フォーカスリングによるピントの移動量をリニア / ノンリニアのいずれかに設定できる「フォーカスリング制御」機能を搭載
- CINEモードとSTILLモードで、露出に関する設定を連動させるか、させないかを選択できる「STILL/CINE連動設定」機能を搭載
- 「カスタムボタンの機能」で割り当てられる機能に、「スクリーンショット」「フォルスカラー」を追加
- セルフタイマー(2秒・10秒)やバルブ撮影、1秒以上の撮影において、撮影までの時間や露光時間のカウント表示を行うよう仕様変更
- STILLモードにおいて、撮影時に装着中のレンズの情報(焦点距離や撮影距離)の表示設定に対応
- CINEモードにおいて、「SYSTEM」メニューの「ファイル名/番号」にクリップ番号の付き方を変更できる「クリップ番号」を追加
- カラーシェーディング補正の補正アルゴリズムの改善
- STILLモードの「プリAF」、CINEモードの「常時AF」の動作の改善
なお、SIGMA fp Lのファームウェアを Ver.2.00にアップデートすると、Blackmagic DesignのVideo Assist 12Gシリーズ上で、HDMI出力を利用したBlackmagic RAW収録が正しく行えなくなることがあるという。
上記に該当するユーザーは、2022年2月上旬にBlackmagicより公開予定のBlackmagic Video Assist 12G HDRシリーズ向けのファームウェアアップデートが公開されるまでアップデートを控えるようにアナウンスしている。