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キヤノンは、EOS R/EOS R5 C対応のマルチアクセサリーシュー専用指向性ステレオマイクロホン「DM-E1D」を2022年3月25日に発売することを発表した。希望小売価格は税込37,500円。以前、2022年3月中旬発売としていたもの。

マルチアクセサリーシュー専用の外部マイクであるDM-E1Dは、データの高速通信、カメラからの給電が可能。マルチアクセサリーシューは静止画や動画撮影の利便性や信頼性を高め、さらにネットワーク・スマートフォン連携の活用をサポートする。

DM-E1Dはマルチアクセサリーシューをインターフェースとし、ケーブルを介さずにデータ通信が可能になった。外部ノイズに強いデジタル化した音声データをカメラに出力。外部電磁波によるノイズが入りにくい構造のため、環境を気にせずに収録できるという。

撮影シーンに合わせて最適な録音方法に合わせて、搭載している3つの指向性をカメラのメニュー画面から切り換え可能になっている。

  • 指向性(1)ショットガン(モノラル)
    マイク正面の領域の音を捉える。音を捉えたい被写体が明確で、音の出所がひとつの場合に適している
  • 指向性(2)90°(ステレオ)
    正面の音を中心に、左右の音も捉える。撮影者に近すぎる音を抑制して収録
  • 指向性(3)120°(ステレオ)
    音が左右に広がっている場合や、音源の数が多い音を捉える。臨場感あふれる音の記録が可能

DM-E1Dはマルチアクセサリーシューを介してカメラから電源を共有するため、電池が不要。そのため電源スイッチも廃止し、MENUボタンひとつのシンプルな操作系を実現した。電池切れなどの心配もないため、長時間の動画撮影やライブ配信も安心して行えるとしている。ケーブルもないため使用時や保管時の取り回しも快適だという。

マルチアクセサリーシュー専用設計となっており、機能設定はすべてカメラのメニュー操作で実行できる。また、マイク背面のMENUボタンからダイレクトにカメラのメニュー画面を表示。スピーディーに設定変更や確認ができるとしている。