AJA Video Systems社は、マルチチャンネルH.264レコーダー「Ki Pro GO」の新しいファームウェア、バージョン4.0を発表した。Ki Pro GOの再生機能とコントロール機能を強化し、制作現場での柔軟性を向上したという。
同アップデートでは、サードパーティ製ファイルの再生サポートに加え、制作、ポストプロダクション、プロAV環境において、よりシームレスなセットアップと操作を可能にする多くの設定が改善された。
Ki Pro GO v4.0の主要な機能
(以下、プレスリリースより引用)
- Adobe Premiere Pro、Apple Final Cut Pro、Avid Media Composer、Blackmagic Design DaVinci Resolveなど、対応するサードパーティ製アプリケーションで作成した.mp4ファイルを直感的に再生
- 各チャンネル毎に0、1、2、3、4枚のBフレームを個別に生成するように各デバイスを設定し、ファイルサイズを縮小
- エラー修正後に、期限切れのアラートを簡単に消去できるアラーム機能を追加
- REST APIのアップデートにより、リモートでのデバイスシャットオフが可能に
AJA社、社長Nick Rashby氏は次のようにコメントしている。
現代の制作およびプロAV環境では、現場での柔軟性が求められています。特に複数のHDおよびSDビデオフィードの同時収録時の柔軟性を望む声が強く、Ki Pro GOはこの点を考慮して設計しました。
ユーザーからの、NLEアプリケーションで作成したH.264ファイルをKi Pro GOで再生したいという要望を受けて、今回のアップデートで実現しました。Ki Pro GOファームウェアv4.0による機能拡張は、プロが機材を最大限に活用できるようにするための当社の継続的な取り組みの一環です。