Tokina Cinema USAは、Vista Primeレンズ用のオプションとして、高耐久セラミックカスタム色処理「Vista Custom」を発表した。Cine Gear Expo 2022で、Tokina Cinemaのレンズ全製品と一緒に展示された。
Vista Customは、50色以上のカラーバリエーションがあり、何百通りもの組み合わせが可能で、ユーザーは自分の個性を反映したユニークなレンズを作ることが可能。Vista Customは、Tokina Cinemaが提供するサービスであり、工場出荷時の改造ではない。
Vista Custom処理の価格はレンズ一式につき1980ドル。パーツごとのレンズ部品へのコーティングは、複雑さに応じて250ドルから900ドル。6本以上のレンズの場合、10%の割引が適用されるという。
12種類のVista Primeの焦点距離に対応し、レンズ全体はもちろん、ツートンカラーを希望する場合はパーツごとのカラー処理が可能。また、刻印の色も選択した色に合わせて変更できる。
Vista Custom処理の利点は、純粋に美的なものだけではない。金属部分に施された特殊なセラミックコーティングは、過酷な環境下でのレンズの性能を向上させる。耐摩耗性に優れているため、従来のアルマイト処理と同じように、傷がついたり摩耗したりすることがないという。レンズの外観をあまり変えずに、耐摩耗性を高めたいユーザー向けに、6種類のブラック/グレーのカラーシェードも用意。また、このコーティングは高度なUV耐性技術により、色落ちしにくいという。