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ジャパンマテリアル株式会社は、同社が取り扱う台湾VNS社が開発したビデオプロセッサー「GeoBox G111」を2022年6月29日に発売する。希望小売価格はオープン、市場想定価格は税込105,000円。
同製品は、HDMI入出力端子を搭載した多機能ビデオプロセッサー。映像の回転や反転表示、幾何学補正、スケーリング出力、EDID保持の機能を搭載している。
ディスプレイ表示やプロジェクターからの投写を様々に調整できる。回転表示機能を使用して、タブレットやスマートフォンの映像を縦置きしたディスプレイにフルスクリーンで表示することが可能だ。HDMI入力端子を搭載したディスプレイであれば機種も問わないという。スマートフォンなどに保存した動画や静止画で簡単にサイネージを実現した。
また、高度な幾何学補正機能でプロジェクターからの出力映像をひずみなく表示でき、フラットでないスクリーンにも投写でき、直線的に調整するリニアティ補正にも対応している。
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コーナー補正
コーナーのある壁面(90°コーナー、正面と床面などの2面)に対して、プロジェクター1台で投写を実現。
※コーナー補正が有効な場合は、幾何学補正(ポイントおよびリニアリティ補正値)は無効
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入力画像のクリッピング
入力画像の任意のエリアを切り抜いて表示できる。
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反転表示
オリジナル映像の反転(左右、上下、左右+上下)表示が可能。
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入出力パターンのメモリー機能を搭載し、最大10通りの入出力パターンを記憶し、それらのパターンを呼び出して表示できる。また入力に対してEDID設定が可能で、水平1024~4080、垂直720~3840の範囲でEDIDをカスタマイズできる。
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