
株式会社システムファイブは、同社が国内総代理店業務を務める中国YoloLiv社のライブストリーミングエンコーダー「YoloBox Mini」の国内出荷を2022年8月29日に開始する。希望小売価格はオープン、同社オンラインショップでの販売価格は税込96,800円。
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YoloBox Miniは以前発表されていたYoloBoxシリーズの最新モデル。上位機種のYoloBox Pro(質量750g)比で約57%の軽量化を実現。コンパクトな320gの筐体にYoloBox Proとほぼ同等のエンコーダー、スイッチャー、モニター、レコーダー機能を搭載している。パソコンやモニターなど外部機器を介さずに最大1080p60のライブ配信に対応。4700mAhのリポバッテリーを内蔵しており、電源供給が行えない屋外でも単独で約3時間の連続駆動配信が可能だ。
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入出力インターフェイスには、HDMI入力×1、UVC(USB Video Class)入力×1、SDカードスロット×1、マイク入力×1、ライン入力×1、HDMI出力×1、オーディオ出力×1を装備。筐体サイズの小型化に伴いHDMI入力がYoloBox Proの3系統から1系統に変更されている点が大きな変更箇所だ。
※2022年8月24日訂正:記事初出時、USB Video Class入力は2022年末までのアップデート対応が予定されていたが、仕様変更によって発売当初よりUSB Video Class入力に対応し、ストレージの読み込みおよびオーディオ入力が2022年末までにアップデートにて対応予定に変更となった
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CPUにはYoloBox Proと同じQualComm 660を採用。モニターは高輝度500nitsの5.5インチタッチスクリーン液晶ディスプレイを搭載し、屋外使用時の視認性が向上した。モニターはライブ配信に限らずカメラモニターとしても活用できる。Facebook、YouTube、Twitch、RTMPのうち最大3つのプラットフォームへの同時マルチストリーミングに対応。視聴者へのリアルタイムコメントオーバーレイ機能や、ロゴやスコアボード、テロップ、カウントダウンタイマーといったグラフィックオーバーレイテンプレートを標準装備し、追加費用なしで利用できる。
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なお、システムファイブでは2022年8月28日までの予約注文特典として、本機の保管や持ち運びに便利なソフトケース(通常販売価格:税込3,630円)を無料でプレゼントするキャンペーンを実施している。
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