銀一、RODEの音響制作ツール「ロードキャスタープロ II」発売

2022.09.02

銀一株式会社は、RODEのオールインワン音響制作ツール「ロードキャスタープロ II」を2022年9月8日に発売する。同時に、ロードキャスタープロ IIにフィットするポリカーポネート製の「ロードカバー 2」を発売する。それぞれの希望小売価格は以下の通り。

ロードキャスタープロ II：税込107,800円
ロードカバー 2：税込8,690円

220901_rodecaster2_01 — （写真左）ロードキャスタープロ II、（写真右）ロードカバー 2の使用イメージ

ロードキャスタープロ II

ロードキャスタープロ IIは、ライブ配信者、ミュージシャン、ポッドキャストやラジオなど、あらゆるコンテンツクリエイターのための音響制作ツール。単なるオーディオミキサーに留まらない革新的な機能、優れた音質、使いやすさ、そして無限のカスタマイズ性を組み合わせることで、一台で最高の音声を録音、配信できるとしている。ロードキャスタープロ IIの主な特長は次の通り。

（以下、プレスリリースより引用）

物理フェーダー6chと仮想フェーダー3chを備えた9chミキサー
超低ノイズ、ハイゲインの独自開発「REVOLUTION プリアンプ」搭載
マイク（XLR）や楽器（ライン）を接続できる4系統のノイトリック製コンボジャック
APHEX オーディオプロセッサとオンボードエフェクトを採用
サンプラー、EQ切り替えのほか、MIDIメッセージの送信も可能な8つの「SMART パッド」
USB-C 端子2基搭載により、PC、モバイルデバイス、USB ストレージなどを2台同時に接続可能
Bluetooth 接続による入出力に対応し、モバイルデバイスからの音楽再生や通話の録音が可能
microSD、USBストレージへのステレオ/マルチトラックRECが可能
定期的なファームウェア更新による新機能の追加と機能強化

ロードキャスタープロ IIのためにゼロから開発されたREVOLUTION プリアンプは、超低ノイズかつハイゲインで、どんなマイクや楽器でも驚くほどクリアで高解像度なサウンドを提供する。

4系統のノイトリック製コンボジャック搭載により、マイク1本のライブ配信から、ポッドキャスト用のマルチトラック録音まで、あらゆる用途に1台で対応可能。また、+48Vファンタム電源のオン/オフ切り替えにより、各種マイクが使用できる。

APHEX オーディオプロセッサを採用し、Aural Exciter、Big Bottom、Compellorなどを含むプロセッサのエミュレーションを搭載。また、各チャンネル設定に搭載されているコンプレッサー、ノイズゲート、ハイパスフィルター、ディエッサー、イコライザーもAPHEXで、プロの仕上がりを手軽に実現できるという。

触覚フィードバック搭載の5.5インチのHDタッチスクリーンとロータリーエンコーダーにより、リアルな操作感を実現。プロが調整した各種プリセットや、直感的に使えるVoxLab プロセッサを活用すれば、ボタンをタップしたりダイヤルを回すだけで理想の音を作り出せるという。また、高性能クアッドコアオーディオエンジンによる高い情報処理能力によって、これまでになく簡単に、コンテンツの音質向上を実現する。

SMART パッドは、革新的なコントロール性能を発揮。個別に機能をアサインできる8つのパッドを、8つのバンクまで登録可能だ。リバーブ、エコー、ピッチ、ロボットエフェクトなどの音声エフェクトをその場で切り替えたり、MIDI メッセージを外部ソフトウェアに送信したり、フェードインやフェードアウトのようなミキサー動作などもできる。もちろん、効果音、BGM、サンプル、ジングルなどの再生も可能。

個々のレコーディング環境、理想的なワークフロー、目指すサウンドに合わせて、あらゆる項目がカスタマイズできるようになっている。各フェーダーに対する入力系統のアサイン、プロセッサとエフェクトごとの細かな音質調整、出力・録音に対するプリフェーダー/ポストフェーダーの設定、各ボタンのLEDの色や輝度など、セットアップや好みに合わせて調節可能。また、カスタマイズした内容は「ショー」としてプリセット保存・切り替えできる。