映画制作者、モーションデザイナー、視覚効果アーティスト向けのソフトウェアソリューションを開発するMaxonは、9月7日に同社製品の多数のアップデートを発表した。
「Cinema 4D 2023」は、シミュレーションの進化、対称モデリング、アセット管理の改善など要望の多かった機能を導入。「Redshift」はスタックマテリアルを追加し、「Forger」はCinema 4Dのポリゴンモデリングエンジンを追加し、高度なハードサーフェスモデルを作成できるようになったという。対象は、Cinema 4D、Redshift、Forger、Red Giant、Trapcode、Magic Bullet、VFX、Universe、Moves by Maxon、Maxon Capsulesの10製品。主なアップデートのハイライトは以下の通り。
Cinema 4D
- 統合シミュレーションシステムに、ソフトボディ、新しい粘着性、アニメーションの混合オプションが追加
- フィールドで制御される頂点マップと頂点カラータグがほとんどのジェネレータで動作するようになった
- 対称モデリングにより、モデルを対称編集できる
- 「Redshift OCIO」のサポートが、「Cinema 4D」の設定とシームレスに統合
- アセットブラウザのウォッチフォルダが、ファイルシステム上の任意の場所にアセット保存できる
Redshift
- ラウンドコーナーがRedshift CPUでサポート(※以前はRedshift GPUのみ)
- ランダムウォークにより、よりよいディテール、色と、より正確なサブサーフェイス・スキャッタリングを実現
Forger
ポリゴンモデリングツールにより、ポイント、エッジ、ポリゴンの押し出し、エッジの面取り、面内への押し出し、モデルのパーツ間のブリッジがForger内で行える
作品をForgerとCinema 4D間で移動できる
スクリーン表示の3Dギズモ機能により、軸移動、回転、拡大・縮小、変形などを実現
Red Giant
ほぼすべてのツールのアップデートと、ジェネレータや光沢のあるテキストエフェクトのための100以上の新プリセットを同梱
Trapcode
2Dシェイプとバーストのための75以上の新しいアニメーションスプライトを提供
Particular Designerの読み込み時間を大幅に改善