Blender、「Blender 3.3 LTS」を リリース

Blender Foundationは、3.xシリーズ初の長期リリースである「Blender 3.3 LTS」を発表した。

新機能

同発表のハイライトは、スカルプトモードとジオメトリノードの柔軟性をサポートする新しいカーブオブジェクトタイプを使用した、ヘアグルーミングのための全く新しいシステムの導入だ。パーティクルベースのシステムも引き続き使用でき、ヘアをシステム間で変換できる。

ジオメトリノードが拡張され、プロシージャルのUVアンラッピング、最短パスノード、多数の新しいプリミティブとユーティリティノードのサポートが追加された。

グリースペンシルラインアートのパフォーマンスが向上し、光と影の輪郭線の計算、オブジェクトの優先順位の指定、シルエット検出が改良された。グリースペンシルのキーフレームが一般的なDopesheet Editorビューに表示されるようになり、通常のオブジェクトやプロパティをグリースペンシルキーフレームと一緒にアニメートするのに便利になった。

その他の改良点は、ライブラリオーバーライド管理の改善、ビデオシーケンサーの新機能、モデリング、UV、EEVEEの高速スカルプト、ユーザーインターフェースの更新、AMD Vegaグラフィックカードと新しいIntel Arc GPUのCyclesサポートなどがある。

新機能の詳細については、リリースノートをご参照のこと。

最後に

Blender 3.3 LTSは長期サポートリリースであり、2024年9月まで修正が提供される。