キヤノンは、CINEMA EOS C500 Mark II、C300 Mark III専用の拡張ユニット「EU-V3」を2022年11月中旬に発売する。希望小売価格はオープン、市場想定価格は税込400,000円。
EU-V3は、EOS C500 Mark IIまたはEOS C300 Mark IIIに装着することで、ライブ制作に必要な入出力端子を拡張するユニット。これにより、どのカメラで撮影した映像が実際にオンエアされているかを認識できるタリー機能や、現在オンエアされている映像をカメラマンが確認するためのリターン機能など、ライブ制作用のシステムカメラに求められる特殊な機能が使用可能になる。
また、あらかじめ登録したフォーカス位置と、実際の撮影時のフォーカス位置を画面上にマーカーで表示する「フォーカスポジションガイド」機能にも対応し、迅速なフォーカス合わせが欠かせないライブ制作をサポートするという。
EOS C500 Mark IIやEOS C300 Mark IIIでEU-V3を使用するためには、対応ファームウエアの適用を必要としている。これにより、キヤノン独自のIP「XCプロトコル」に対応し、ネットワーク経由でカメラの制御が可能。さらに、EFシネマレンズ「CN8×15 IAS S/E1」および「CN8×15 IAS S/P1」(いずれも2022年11月下旬発売予定)への対応や、オーディオレベルメーターの4ch表示対応などの機能も追加され、EOS C500 Mark IIとEOS C300 Mark IIIの機能拡充を実現するとしている。