Hollylandは、2022年9月9日から12日までアムステルダムで開催されているIBC2022において、UHDワイヤレス映像伝送システム「Mars 4K」を発表・展示する。希望小売価格は以下の通り。
- Mars 4K 送受信機セット:税込110,000円
- Mars 4K 送信機または受信機:税込56,100円
Hollylandの4Kワイヤレス映像伝送システムMarsは、より高解像度の制作能力を求めるビデオグラファーのために、4K UHD映像の30fps伝送に対応。HDMIは3840×2160 30pまで対応し、1080pと720pのフォーマットにも対応。
また、Mars 4Kは23.98、29.97、59.94といったSDIからの小数点以下のフレームレート入力にも対応しており、レシーバーのHDMIおよびSDI出力ポートから出力することも可能。アップグレードされたデュアルコアコーデックチップは、8Mbpsから20Mbpsまでのデータレートに対応し、デフォルトでは12Mbpsとしている。LOS範囲は150m、レイテンシは0.06s。従来のMarsシリーズに続き、Mars 4Kもアプリでモニタリングが可能だという。
Mars 4Kは、高い耐腐食性と耐摩耗性、耐久性を実現しており、電源はDC、バッテリー、USB-Cチャージャーから選択可能。
Hollylandのプロダクトディレクター クリス氏は次のようにコメントしている。
Hollylandのプロダクトデザインにとって、デバイスの簡素化とユーザーエクスペリエンスの向上は今年のコアトピックであり、Mars 4Kは、より少ないデバイス、よりシンプルな展開、高い柔軟性によってユーザーエクスペリエンスを効果的に向上させる、まさに大きな成果といえます。Hollylandは製品開発とデザインにおいて、より高い統合性と軽量化によって、どこでも誰でもプロの撮影ができるようにするというコンセプトを実践することに一層注力しています。