Blackmagic Design導入事例:VFX系YouTubeインフルエンサーの場合

Blackmagic Designによると、人気監督/VFXアーティストであり、YouTubeチャンネル「Pwnisher」で知られるクリントン・ジョーンズ氏は、2021年に編集、グレーディング、VFX、オーディオプロダクション・ソフトウェアであるDaVinci Resolve Studioを使用したポストプロダクション・ワークフローに移行したという。

ジョーンズ氏は2006年にキャリアを開始し、「考えられることは創造できる」をモットーに3Dアートを作成。100万人以上の登録者数を持つ同氏のYouTubeチャンネルでは、リアルタイムの3D制作を配信しており、2ヶ月に一度のチュートリアルやチャレンジの動画は、9,800万回以上視聴されている。

ジョーンズ氏は、フォロワーたちに向けて3Dの世界を創造することにフォーカスしているが、彼の性根は映像制作者である。

ジョーンズ氏:実は2006年から、いくつかの短編を撮影・編集していて、独自の作品を作りたいという思いから、3DやVFXにはまったんです。

この過程で、ポストプロダクションで自分の作品を編集・グレーディングできることが、最終的な仕上がりにとって非常に重要であることにジョーンズ氏は気付いた。同氏は、Corridor Digitalで、編集にDaVinci Resolveを使用するよう勧められたが、そのパワフルさに驚いたという。

ジョーンズ氏:最初は、自分の使い慣れたツールを手放すことが不安でした。ツールを切り替える場合、覚えるのに時間がかかります。しかし、何事においても同じですが、実際のプロジェクトに適用してみるととてもシンプルなんです。

プログラムを学ぶ際は、私は小規模な専用プロジェクトに取り掛かります。もちろんいつもより時間がかかりますが、学ぶことに集中できるので、スケジュールや納期に追われるよりもストレスは少ないですね。このような小型プロジェクトを数回仕上げると、新しいツールはワークフローに自然に馴染んでいきます。

ジョーンズ氏はすぐに、無償版のDaVinci Resolveに必要なツールがすべて搭載されていることに気付いたという。

ジョーンズ氏:Resolveは非常に効率的で、専用のファイル管理から使い勝手の良い編集まで、単一のソフトに必要なツールがすべて揃っています。

DaVinci Resolveの内蔵VFX/合成ツールであるFusionには、独自のツールが揃っており、Fairlightオーディオやカラーページ、デリバリーページも同様です。全てのツールが同じソフトウェア内にあるので、ポストプロダクションをスピーディかつ直感的に行うことができます。

ジョーンズ氏は、2021年にDaVinci Resolve Studioに移行した。すでにこのソフトウェアを使い慣れていたが、使用していく中で新ツールを次々に発見したという。

ジョーンズ氏:内蔵のアニメーションタイルを使用すると、ゼロからアニメーションを作らなくてすむので、時間を大幅に節約できました。

カラーページでは、他のシステムと比べてより多くのコントロールでイメージを調整できるのでとても重宝しています。ダイナミックズーム・エフェクト、カメラスタビライズ、スローモーション、ノイズ除去などの機能は、ワークフローを抜本的に変えるものです。これらの機能が内蔵されているのは驚きですね!

2週間に1度のペースで、新しい機能を発見しているかもしれません。最近、DaVinci ResolveがアップスケーリングにAIを使っていると知って、「そりゃそうだろう!」と思ったことは覚えています。DaVinci Resolveの機能的なレイアウト、安定したビルド、定期的なアップデートは、今日、ストーリーを伝えようとする人にとって、画期的だと思います。