ライカ ズミルッ クスMメイン写真

ライカカメラ社(以下:ライカ)は、レンズ「ライカ ズミルックスM f1.4/35mm ASPH.」を9月30日に発売する。価格はブラックとシルバーで異なり、「ズミルックスM f1.4/35mm ASPH. ブラック」が税込814,000円で、「ズミルックスM f1.4/35mm ASPH. シルバー」が税込836,000円。

適度に広い画角と自然な遠近感が特長で、オールラウンドに活躍する同レンズ。ディテールまで描き出す風景写真から、ボケを活かしたクローズアップ写真まで幅広く対応するほか、撮影が難しい光の状況下においてもコントラストの高い描写が可能で、さまざまな用途やシーンで満足度の高い1枚を撮影することができる。

ライカ ズミルックスM説明写真
ブラックモデル
ライカ ズミルックスM説明写真
シルバーモデル

また絞り羽根の枚数を従来の9枚から11枚に増やすことで、より美しいボケを表現できるようになった。さらにライカの技術者が新たに開発した特許出願中のダブルカムユニットを採用したことで、最短撮影距離が従来の0.7mから0.4mと短くなっている。前モデルのコンパクトなボディを維持しながら、フォーカスリングの回転角が従来の約2倍の176°にまで広がったという。

ライカ ズミルックスM説明写真

これによって近接撮影でもより緻密で確実なピント合わせが可能に。撮影距離0.7mまでは、従来通りフィルムとデジタルのM型カメラ全機種で距離計に連動したピント合わせ(レンジファインダーを見ながらのピント合わせ)ができる。0.7mまでフォーカスリングを回すと軽く抵抗が感じられ、そこから撮影距離0.4mまではM型デジタルカメラでのみピント合わせが可能。背面液晶モニターや外付け電子ビューファインダー「ビゾフレックス」、または「Leica FOTOS」アプリのライブビュー映像を見ながらピントを合わせられるとのこと。

外観デザインもアップデートしているが、サイズは全長が2mm短く、最大径が2mm大きくなっただけとほぼ変わらない。レンズフードは「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm ASPH.」と同様にラウンドシェイプの組み込み式になり、スムーズに引き出しと収納ができる。

ライカ ズミルックスM説明写真