パナソニック コネクト株式会社は、会議・講義室用途向けにRAMSAデジタルミキサー「WR-DX200」と、デジタルパワーアンプ「WP-DD124」を2022年11月に発売する。ラインアップと希望小売価格は以下の通り。
- デジタルミキサー「WR-DX200」:オープン
- デジタルミキサー「WR-DX200DAN」:オープン
- フェーダーユニット「WR-PU200」:オープン
- デジタルパワーアンプ「WP-DD124」:税込312,400円
- デジタルパワーアンプ「WP-DD124DAN」:税込403,700円
WR-DX200/WP-DD124いずれも、アナログ入力/Dante入力2機種をラインアップ。会議方法や授業形式により、部屋の大きさやレイアウトを柔軟に変える運用方法に対応している。Danteシステムでは機器間を1本の配線で接続でき、施工性も向上。アナログ的な減衰のない長距離伝送システムが構築可能で様々な規模のシステムに対応可能。
WR-DX200の特長
ハイブリッド会議に対応し、明瞭なダブルトーク(双方向同時発言)を可能にするエコーキャンセラー機能を搭載。WR-DX200のUSB端子にPCを接続してハイブリッド会議での運用が可能だ。
リアルとオンラインでのハイブリッド型の会議・講義ではお互いの音声が被ってしまうダブルトークと呼ばれる現象でどちらかの音声が聞こえなくなってしまうことがあるが、WR-DX200ではオプションのエコーキャンセラーユニットWR-PC200の装着により、8チャンネルにAEC(Acoustic Echo Canceller)が使用可能。
優れたエコーキャンセリング機能により、エコーを極限まで低減。ダブルトークの状況下においてもお互いの音声がつぶれることなく、常にクリアな音声での双方向コミュニケーションを実現するとしている。
また、ミキサーとプロセッサーの機能を1台に集約し、操作部を分離することで1Uサイズを実現。省スペース化により場所を選ばず、コンパクトな運用を可能にした。フェーダーユニットのWR-PU200、iPadアプリに映像機器の制御機能を搭載。WR-PU200とiPadアプリのアサイナブルキーに機能を割り当て、プロジェクターの電源ON/OFF、シャッターの制御など映像機器の簡易操作が可能だ。WR-DX200の操作ユニット1つで会議や講義の運営を実現する。
WP-DD124の特長
ローインピーダンス/ハイインピーダンス切替対応、フレキシブルにスピーカーを選択できる。1Uサイズで最大4台まで重ねてラックマウントができ、収納効率も大幅に向上したという。
さらに、トランスレス設計による低電力化を実現。高効率のD級増幅回路とスイッチング電源の採用で電力損失を大幅に低減した。消費電力は同社従来機種と比較して約22%低減したという。