Blackmagic Design導入事例:ポッドキャスト 「DIARY OF A CEO」の場合

Blackmagic Designによると、スティーブン・バートレット氏のポッドキャスト「Diary of a CEO」で、ATEM Mini Extreme ISOライブプロダクションスイッチャーとBlackmagic URSA Broadcast G2カメラを基盤としたワークフローを導入したことがわかった。

バートレット氏のメディアプロジェクト用に構築された新しいスタジオは、大好評を得ている同氏のポッドキャスト制作に加え、今後、新しいメディアプロジェクトの制作にも使用される予定だという。

スタジオの設計および設置は、同氏のメディア制作で監督およびプロデューサーを務めるジャック・シルベスター氏が行った。

シルベスター氏:2つの異なるメーカーのカメラを6台使用していたんですが、カラーを一致させようとすると常に問題が生じていました。同様に、カメラを遠隔で中央制御することができなかったので、しばしばインタビューを邪魔することになっていました。

制作のワークフローをアップグレードすることに決めた際、シルベスター氏は以前のセットアップでの経験に基づき、新しい統合システムで改善したい内容をリストアップした。バートレット氏たちは多数のコンテンツを制作しているため、制作の高速化が最も重視された。

スタジオには、ATEM Mini Extreme ISOを中心としたライブプロダクション・ワークフローが導入され、URSA Broadcast G2およびBlackmagic Pocket Cinema Camera 6K Proデジタルフィルムカメラが撮影に使用されている。

シルベスター氏:新しいセットアップには多数の機能や能力が搭載されており、すでにワークフローを能率化する手助けとなっています。また、品質の水準も上がりました。

今は、リモートでコンテンツの制作を管理できる専用の部屋もあり、カメラのマッチングや遠隔操作に加え、ライブで初期編集も行っています。また、これによりスティーブンとゲストがより親密に会話できるため、より良いインタビューを制作できるようになりました。

カメラの選定においては、同氏は多くの要件を踏まえて選択を行った。

シルベスター氏:URSAを選んだ理由は、私たちの制作における多様なニーズをすべてカバーできると判断したからです。ライブプロダクションであれ、映画のようなビデオの制作であれ、プロレベルの接続性が得られます。

Pocket Cinema Cameraは可搬性が高く、NDフィルターを内蔵しており、Blackmagic RAWの収録に対応しているため、ロケ地を次々に移動してもシネマライクなルックを維持できるので最適です。また、URSAより軽いのでスライダーやドリーに載せて使用するのに適しており、同じ品質のフッテージを得ることができます。

Blackmagicカメラは共通のカラーサイエンスを使用しているので、それらのカメラによるフッテージを扱うようになった今は、各エピソード、SNS用のクリップ、予告編すべてを通して、より一貫性の高いルックと雰囲気を得られるようになりました。Blackmagicの提供する品質と価格帯を考慮すると、切り替えることに戸惑いはありませんでした。

新しいスタジオは、バートレット氏のメディア制作会社が制作するコンテンツの種類を将来的に広げていくにあたって必要な能力を十分に備えていると同氏は語る。

シルベスター氏:ポッドキャストが今後も引き続きメインとなりますが、専用のスタジオを構築したことで、将来的に新しいアイデアや新しいスタイルを取り入れる際にも対応できます。