キヤノン「EOS R6 Mark II」メイン写真

キヤノンは、静止画・動画の高い撮影性能や通信性・拡張性を兼ね備えたフルサイズミラーレスカメラ「EOS R6 Mark II」を2022年12月中旬に発売する。価格はオープン、キヤノンオンラインショップ販売予定価格は以下の通り。

  • EOS R6 Mark II・ボディー:税込396,000円
  • EOS R6 Mark II・RF24-105 IS STM レンズキット: 税込440,000円
  • EOS R6 Mark II・RF24-105 L IS USM レンズキット:税込550,000円

EOS R6 Mark IIは、静止画・動画の撮影性能を追求し、多彩な表現を可能にするミラーレスカメラ。馬・鉄道・飛行機(ジェット機・ヘリコプター)に対応した被写体検出機能をはじめ、進化した高速連写や強力な手ブレ補正、用途に応じたさまざまな動画撮影機能などにより、静止画・動画撮影の幅広いニーズに対応するとしている。

キヤノン「EOS R6 Mark II」説明写真

新開発の有効画素数最大約2420万画素フルサイズCMOS センサーと、映像エンジン「DIGIC X」により、高い解像感と常用最高ISO102400(静止画撮影時)の高感度の両立を実現。また、ボディー内5軸手ブレ補正機構を搭載しており、レンズ内光学式手ブレ補正機構を搭載したRFレンズとの協調制御により、最高8.0段の手ブレ補正効果を発揮可能としている。

キヤノン「EOS R6 Mark II」説明写真

「EOS iTR AF X」により、優れた被写体検出性能とトラッキング性能を実現。馬・鉄道・飛行機(ジェット機・ヘリコプター)が被写体検出機能に追加されたことで、「人物」では人の瞳・顔・頭部・胴体、「動物優先」では犬・猫・鳥・馬の瞳・顔・全身、「乗り物優先」ではモータースポーツの車とバイク・鉄道・飛行機(ジェット機・ヘリコプター)の全体・スポット検出に対応するという。

キヤノン「EOS R6 Mark II」説明写真
被写体検出機能

また、被写体の検出対象をメニューで切り替えることなく、カメラが自動で被写体を選択する「自動」設定を搭載。さらに、メカシャッター/電子先幕による撮影時は、AF/AE 追従で最高約12 コマ/秒、電子シャッターによる撮影時は、AF/AE 追従で最高約40コマ/秒の高速連写が可能だという。

クロップなしの6Kオーバーサンプリングによる4K60P動画撮影や、フルHD180Pハイフレームレート動画撮影を実現。さらに、キヤノン独自のガンマ特性「Canon Log 3」やRAW動画の外部記録に対応するなど、用途に応じた動画記録方式により、多様化する動画制作のニーズに対応するという。

キヤノン「EOS R6 Mark II」説明写真
シネマEOSと親和性の高いクイックUI

■EOS R6 Mark II動画性能の概要

  • クロップなしの6K オーバーサンプリングによる高画質な4K60P動画撮影を実現
  • クロップなしのフルHD/180P ハイフレームレート動画撮影に対応。再生時1/6倍速の印象的なスロー効果をフルサイズの画角で実現
  • キヤノン独自のガンマ特性「Canon Log 3」に対応。従来の「Canon Log」よりもハイライトの階調が飛びにくく、コントラストの高いシーンでも豊かな階調表現が可能
  • HDMI 端子から映像信号を出力し、6K60P RAW(10bit)および3.7K60P RAW(12bit)動画を外部レコーダーに記録可能
  • 「CINEMA EOS SYSTEM」で搭載しているプレ記録機能を「EOS Rシステム」で初めて搭載。記録開始の5秒前もしくは3秒前から動画を記録することが可能
  • 30分以上の連続撮影が可能。最長6時間まで記録することができ、長尺の撮影にも対応
  • 「CINEMA EOS SYSTEM」で搭載しているプレ記録機能を「EOS Rシステム」で初めて搭載。記録開始の5秒前もしくは3秒前から動画を記録することが可能
  • フォーカシングによる画角の変化を光学設計値に基づいてカメラが補正するフォーカスブリージング補正に対応。フォーカスブリージングを抑えた高品位な動画撮影を実現
  • 映像の露出状態を可視化するフォルスカラー機能を搭載。画面内の各部分 の露出をすぐに把握でき、撮影の効率化を実現(HDMI出力先にはフォルスカラー表示は行われない)
    キヤノン「EOS R6 Mark II」説明写真
    フォルスカラー撮影のイメージ
  • 画面上に動画撮影中であることを示す赤い枠を強調して表示することが可能。自分撮りをしながらでも、撮影ができているかの確認が容易