マーターポート株式会社は、3Dカメラ「Matterport Pro3」(以下:Pro3)および「Matterport Pro3アクセラレーションキット」を発売した。いずれも価格はオープンとなる。

Matterport Proシリーズは、住宅、マンション、ホテル、商業ビルなどあらゆるサイズの空間をスキャンするのに最適な3Dスキャニングカメラだ。同社が提供するクラウドプラットフォームと併用することにより、デジタルツインをオンラインで共有することが可能で、情報共有・共同作業の円滑化や、業務効を効率化することができるとしている。

今回発売されたPro3は、LiDARとRGBセンサーを搭載し、薄暗い光から直射日光まで屋内外問わず幅広い条件下でのスキャンが可能となった。カメラの起動に要する時間は40秒未満。最大100メートルの範囲を測距でき、1回のスキャンあたり20秒未満でキャプチャーできるため、撮影時間の短縮にもつながるという。

また20MPのセンサーと12枚で構成される超広角レンズによって、生き生きとした鮮やかな色で、高精度かつ高精細なデジタルツインを生成できる。

Pro2よりも約30%小さくなり、重さは2.2kgの軽量コンパクト設計。長時間のスキャン作業向けの取り外し可能なバッテリーパック(3.5時間で100%充電)も備え、数百万回の測距が可能だという。

Matterport Pro3

Pro3アクセラレーションキットには、E57形式の高密度点群データの書き出し10回分(12万円分相当)やPro3用に設計された三脚マウント、 三脚台車など大規模な建設現場やエンジニアリングプロジェクトで丸1日キャプチャーする上で必要なものが同梱されている。

Matterport Pro3アクセラレーションキット