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Blackmagic Designは、新製品「Cintel Scanner G3 HDR+」を発売した。希望小売価格は税込5,188,000円。

Cintel Scanner G3 HDR+では光源が再設計され、Ultra HDのリアルタイムHDRスキャンが可能。ラスベガスで開催された2022 NABで展示された、新しい高輝度の格子状LED光源により、フィルムを今まで以上に高速にスキャンでき、さらに高品質の画像を得られるようになる。

同モデルは、デジタルサーボ、フィルムに優しいキャプスタン、高度なカラーサイエンス、16mm/35mmフィルムのサポート、壁にかけることも可能な設計など、Cintel Scannerの優れた機能を踏襲しているCintel Scannerは、膨大なアーカイブ・フィルムライブラリの作品を、ストリーミングやオンライン配信にUltra HDマスターへ変換するのに最適だ。

Cintel Scanner G3 HDR+の新しい高輝度光源は、これまでの6倍の性能となっている。このRGB LEDグリッドアレイ光源には、576個の強力なLEDが格子状に正方配列されており、新しい光円柱を使用してフィルムにフォーカスされる。この設計により、光を生成するシリコンの領域が2倍以上になり、フィルムにより多くの光が当たるようになる。

また、フィルムの各フレームは、数十キロワットの光がフラッシュすることでスキャンされる。HDRスキャンは、これまでの最大3倍の速さで、Ultra HDで毎秒30フレームのリアルタイムスピードに対応している。また、Cintel Scanner G3 HDR+では、カラーサイエンスが改善され、最大3.5ストップのHDRレンジが追加された。

新しいフィルムのチェックモードでは、オリジナルのフィルムの状態をチェックして、埃や傷がないか確認できる。この新機能は、停止ボタンを長押しするだけで使用可能だ。光源は、光が一方向に集中するように調整されるため、埃や傷を瞬時に見つけられる。この光源は、ソフトウェアで制御できるので、より精細なコントロールが可能で、スキャン前にフィルムをチェックできる。

Blackmagic DesignのCEO、グラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。

ペティ氏:この1年、この新しい光源テクノロジーのデモを行ってきましたが、これを搭載した最新のCintel Scanner G3 HDR+を紹介できることを大変嬉しく思います。

新製品Cintel Scanner G3 HDR+は、既存モデルの優れた機能をすべて搭載しています。さらに新しい高輝度光源を搭載しているので、高速で驚異的な画質のスキャンが可能です。