プロダクションハウスのBrotherhood Studiosは、長編映画「Last Three Days(原題)」、YouTubeプロデューサーであるザック・キング氏のコンテンツ、HGTVなどでネットワーク配信されている様々なブランドのCMプロジェクトなど、幅広い内容のコンテンツを制作することで知られている。
最近では、Brotherhood Studiosの長年のクライアントの内の一社から依頼を受け、休日料理のプロモーション映像を制作した。一見単純に見える仕事であったが、特別な工夫が必要であった。
Blackmagic Designによると、ブライアン・ウルリッヒ監督は、食品を適切に紹介するためにはリアルさと演色性が鍵であると考え、Blackmagic DesignカメラとBlackmagic RAWを使用することを決めたという。
一番最近の撮影では、ウルリッヒ監督はBlackmagic Pocket Cinema Camera 4KとBlackmagic Pocket Cinema Camera 6K G2デジタルフィルムカメラを採用した。ウルリッヒ監督は次のようにコメントしている。
ウルリッヒ監督:これらのカメラで得られるカラーは素晴らしいですね。監督たちの多くは、リアルなスキントーンを得ることにフォーカスしますが、私が最近行った商品撮影の多くは、料理を正確かつ美味しそうに見せることが非常に重要でした。今回はサーモンの料理を撮影したのですが、Blackmagicカメラから得られる、食欲をそそられる料理の色やイメージには驚かされましたね。
Brotherhood Studiosは、どのようなクライアントであっても、商品撮影は気を抜けないものであるという。プロデューサーのジュリアナ・ウルリッヒ氏は次のようにコメントしている。
ジュリアナ・ウルリッヒ氏:時には、家族が夕食をとるシーケンスの制作を依頼されることもあります。」「そして今回のように、料理の撮影もあります。つまり、クライアントの様々なアイデアに対応可能な、柔軟な撮影のスタイルやアプローチが求められると同時に、全体的な品質も高く保つ必要があります。
さらに、Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K G2を追加したことで、高品質を保ち、より効率的かつ柔軟な撮影が可能になったという。
ウルリッヒ監督:手狭なキッチンのセットでの撮影だったので、Pocket 4Kを頭上の固定カメラとして使用し、Pocket 6K G2をメインカメラとして使用することで、ディテールを残した美しいショットを撮影できました。
また、Pocket 6K G2では、被写体により近いショットが欲しい場合には後からクロップできることが分かっていたので、快適に撮影できましたね。
ウルリッヒ監督は、クライアントのニーズを、予算内で使用可能なテクノロジーに落とし込むという挑戦を好んでいる。
ウルリッヒ監督:これまでに様々なプロジェクトに携わってきましたが、予算も上から下まで様々でした。そのため、どのようなプロジェクトにも対応できるツールキットを用意するようにしています。
私は、Pocketカメラの多用途性を気に入っています。小型カメラであっても長編映画並みの画質を得られます。新製品のPocket 6K G2は、より大きなセンサーとEFレンズマウントを搭載しており、6K解像度に対応していますが、狭いスペースでも使用でき、自信を持って撮影できます。調整可能な5インチのスクリーンも素晴らしいですね。
レンズ用のNDフィルターをすでに持っている場合は、Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K Proによるコスト削減も大きな利点でしょう。
スクリーンに可能な限りのコストをかけるために、Brotherhood Studiosは最近、編集、グレーディング、ビジュアルエフェクト(VFX)、オーディオポストプロダクション・ソフトウェアである完全版のDaVinci Resolve Studio 18に移行したという。
ウルリッヒ監督:最初はDaVinci Resolveをカラーのためだけに使用し始めましたが、他の編集ソフトと行き来するという手間がかかっていました。そこでResolveで編集もResolveで行うことにしたのですが、大正解でしたね!Blackmagic RAWはResolveでシームレスに扱うことができ、4Kや6Kの映像で簡単に作業できます。
さらに単一のプログラムでワークフローを完結できるので、ポスプロの作業が効率化しました。カメラからResolveまで、Blackmagic Designのワークフローの機能性には常に感動し、満足しています。