株式会社サイトロンジャパンは、Anhui ChangGeng Optical Technology(Venus Optics)社のレンズブランド「LAOWA」の新機種「LAOWA Argus 25mm F0.95 CF APO」、「LAOWA Argus 18mm F0.95 MFT APO」、「LAOWA 58mm F2.8 2x Ultra Macro APO」を2023年1月20日に発売する。いずれも希望小売価格はオープン。市場想定価格は以下の通り。
- LAOWA Argus 25mm F0.95 CF APO:税込100,000円前後
- LAOWA Argus 18mm F0.95 MFT APO:税込86,000円前後
- LAOWA 58mm F2.8 2x Ultra Macro APO:税込96,000円前後
LAOWA Argus 25mm F0.95 CF APO
LAOWA Argus 25mm F0.95 CF APOは、非常に明るい開放F0.95のAPS-Cミラーレスカメラ用レンズ。APO設計採用により、色収差を補正したクリアな画像を可能にしたという。ピントが合っている部分は非常にシャープな写りを、それ以外の部分では心地よいボケ味を提供するとしている。ポートレート撮影や低照度下での撮影にも適した、幅広い撮影用途に使えるレンズとなっている。
開放絞りF0.95の明るいレンズ
開放絞りF0.95で得られる非常に浅い被写界深度により、背景をとろける様にぼかして被写体を際立たせた、美しい画像が撮影できる。また、速いシャッタースピードを選択したり、低感度のISOを使用することで、低照度下での撮影の際も印象的な画像を作成できるという。ポートレート撮影や低照度下での撮影から天体写真まで、あらゆる光をとらえることが可能だとしている。
クリーミーで夢のようなボケ味
ピントの合った部分はシャープな写りを保ちつつ、ピントの合っていない部分については芸術的なボケ味を提供。9枚の絞り羽根によるボケ効果は、ポートレート写真の夢のような背景を作成するのに有効だという。
自然で使いやすい画角
58.8°の画角を特徴とするAPS-Cセンサーの25mmの焦点距離は、35mmフルサイズ換算で約35mmに相当する。このセミワイドの焦点距離は、ポートレート写真や風景写真、スナップ写真など、非常に幅広い用途に使用できる。
APO設計による優れた画像性能
EDレンズ1枚と高屈折率レンズ2枚を含む9群14枚のレンズ構成を採用したことにより、画像全体の色収差を抑制。パープルフリンジやゴーストについても、絞り全域で最小限に抑制するという。速いシャッタースピードとAPO設計の組み合わせにより、コントラストの高い優れた画像性能を実現したとしている。
切り換え可能なクリック機能
絞りリングのスイッチ操作で、クリックの有無が選択可能だ。クリックを解除することで、クリック音が録音されたり、不自然に明るさが変化するのを防ぐことができる。スチール撮影と動画撮影の両方で使用できるレンズとなっている。
インナーフォーカスの採用
インナーフォーカスは、最短撮影距離から無限遠までの光学性能を最大化するように設計されている。フォーカスレンズは内部で動きレンズ全長が伸縮しないため、被写体とのワーキングディスタンスを維持することが可能。また、偏光フィルターなどのアクセサリーを使用していてもフィルター枠が回転せず、便利だ。
■主な仕様
- 焦点距離:25mm
- 絞り範囲:F0.95-F11
- 画角:58.8°
- フォーマット:APS-C
- レンズ構成:9群14枚
- 絞り羽根枚数:9枚
- 最短撮影距離:34cm
- 最大撮影倍率:0.15倍
- フォーカシング:マニュアルフォーカス(MF)
- フィルタースレッド:φ62mm
- サイズ:約φ71.5mm×81mm※
- 質量:約575g※
- マウント:Sony E/Nikon Z/Canon RF/Fuji X/Canon EF-M
※Sony E マウントの数値。数値はマウントにより異なる。
LAOWA Argus 18mm F0.95 MFT APO
LAOWA Argus 18mm F0.95 MFT APOは、非常に明るい開放F0.95のマイクロフォーサーズカメラ用レンズ。APO設計採用により、色収差を補正したクリアな画像を撮影できる。また、背景のやわらかな心地よいボケ味を提供する。インナーフォーカス機構によりブリージングを最小限に抑え、動画撮影にも最適だとしている。
印象的なハイスピードレンズ
開放絞りF0.95という非常に浅い被写界深度により、驚くほど被写体を際立たせた印象的な写真が撮影可能だという。ポートレート撮影、低照度下での撮影や天体写真まで、あらゆる光の本質をとらえることができるとしている。
なめらかで美しい夢のようなボケ味
ピントの合った部分はシャープに保ちながら、ピントの合っていない部分については芸術的なボケ味を楽しめる。9枚の絞り羽根によって得られる夢のようなボケ味は、ポートレート撮影に最適だという。
幅広い撮影用途
人間の視覚に近い自然な61.9°という画角を特徴とするMFTセンサーの18mmの焦点距離は、35mmフルサイズ換算で約35mmに相当。このセミワイドの焦点距離は、ポートレート撮影や風景写真、スナップ撮影など非常に幅広く使用できるとしている。
色収差を抑制するAPO設計
2枚のEDレンズと4枚の高屈折率レンズを含む8群14枚のレンズ構成を採用。APO設計により、ピントが合っている部分とボケの部分の両方で、画面全体の色収差を抑制する。また、絞り全域でパープルフリンジやゴーストを最小限に抑制する。よりコントラストの高く明瞭な表現を実現したとしている。
被写体に寄る
20cmの最短撮影距離により、被写体を細部まで精細に写しながらも背景をやわらかくぼかした、印象的な写真が撮影可能。
クリック/クリックレス切替え可能
クリックレス切替え機能を採用。スイッチを操作することで、絞りリングのクリックの有無が切り替え可能になる。使用用途に合わせてクリックの有無を選択できるため、動画撮影時にはクリックをなくすことによりスムーズな絞りの変更が可能だ。
設計構造
LAOWA Argusシリーズの同レンズは、インナーフォーカス機構を採用している。フォーカスレンズは内部で動きレンズ全長が伸縮しないため、被写体とのワーキングディスタンスを維持することが可能。また、ブリージングを抑制し、ピント位置を変更する際にも自然な描写で撮影できる。
■製品仕様
- 焦点距離:18mm
- 絞り範囲(F値):F0.95‐F11
- 画角:61.9°
- フォーマット:マイクロフォーサーズ
- レンズ構成:8群14枚(EDレンズ2枚を含む)
- 絞り羽根枚数:9枚
- 最短撮影距離:20cm
- 最大撮影倍率:0.15倍
- フォーカシング:マニュアルフォーカス(MF)
- フィルタースレッド:φ62mm
- 寸法:約φ80mm×83mm
- 質量:約500g
- マウント:マイクロフォーサーズ
LAOWA 58mm F2.8 2x Ultra Macro APO
LAOWA 58mm F2.8 2x Ultra Macro APOはミラーレスカメラに最適化したフルフレーム対応のマクロレンズ。40.9°の画角を実現している。APO設計を採用により、被写体と背景の両方において色収差を極めて少なく抑制するという。また、2倍から無限遠まで合焦するので、マクロ撮影からポートレート撮影まで柔軟な使用が可能だ。
様々な撮影用途に対応
同製品は、2倍から無限遠まで合焦可能だという。小さな被写体のマクロ撮影はもちろん、ポートレート撮影や商品写真撮影など、様々な撮影用途に使用できる。
APO設計による色収差の抑制
ピントが合っている部分もボケの部分も、画面全域にわたって色収差を抑制する。また、絞り全域でパープルフリンジやゴーストを最小限に抑えている。このAPO設計により、特にマクロ撮影時の編集時間を大幅に短縮できるという。
非常にシャープな画質
EDレンズ3枚、超高屈折率レンズ3枚を含む11群14枚のレンズ構成を採用し、ミラーレスカメラに最適化したレンズ設計となっている。フランジバックを短くすることで、シャープな高画質画像とレンズの小型化を実現したという。
より深い被写界深度
焦点距離58mmの同レンズは、焦点距離がより長いレンズと比較して被写界深度が深くなるため、同じ絞りで多くの範囲にピントを合わせることが可能だ。被写体のみならず、まわりの環境も作品に残すことができる。
滑らかなボケ味
13枚の絞り羽根により、滑らかな心地よいボケ味を実現した。
コンパクト設計
レンズ(Sony FE マウント)の質量は595g、寸法はφ74x 117mmと、市場に出回る同様の焦点距離のレンズと比較してコンパクトかつ軽量設計になっている。携行時の負担を軽減する。
インナーフォーカスの採用
■主な仕様
- 焦点距離:58mm
- 絞り範囲(F値):F2.8-F22
- 画角:40.9°
- フォーマット:フルフレーム
- レンズ構成:11群14枚(EDレンズ3枚、超高屈折率レンズ3枚を含む)
- 絞り羽根枚数:13枚
- 最短撮影距離:18.5cm
- 最大撮影倍率:2倍
- フォーカシング:マニュアルフォーカス
- フィルタースレッド:φ67mm
- 寸法:φ74mm×117mm※
- 質量:約 595g※
- マウント:Canon RF/Nikon Z/Sony FE/L マウント
※Sony FEマウントの数値。マウントにより異なる