Blackmagic Design導入事例：YouTubeチャンネル「PhotoJoseph」の場合

Blackmagic Designによると、YouTuber「PhotoJoseph」が、編集、グレーディング、VFX、オーディオプロダクション・ソフトウェアであるDaVinci Resolve Studioを使用して、YouTubeチャンネル@PhotoJosephのコンテンツを作成しているという。PhotoJoseph氏は、Blackmagic CloudおよびBlackmagic Cloud Store Miniネットワークストレージ・ソリューションを使用して、世界中のエディターたちとリモート・コラボレーションを行い、映像制作や写真術のビデオを8万人の登録者たちに届けている。

同氏は、写真家や映像作家を目指す人たちのためのリソースとして、2016年にYouTubeチャンネルを開設。当初は週に5回のペースでライブ配信を行い、業界の技術やツールを紹介していたが、徐々にコンテンツを投稿前に編集するスタイルに変更していったという。2021年には、すべてのポストプロダクション作業をDaVinci Resolve Studioで行うようになった。同チャンネルに投稿するビデオコンテンツに加え、同氏はライブ配信も定期的に行い、スタジオで新しいツールについて話したり、視聴者に向けたチュートリアルを行ったりしている。

最近、同氏はBlackmagic Cloud Store Miniを導入。成長を続けるチームに対応し、編集をアウトソーシングするためにBlackmagic Cloudのワークフローを標準化した。2人のアシスタントエディターがウクライナを拠点としており、新しく発足したスペイン語のチームはコロンビアにいるという事情もあり、大容量のプロジェクトライブラリをリモートチームと共有し、コラボレーション作業する方法を模索していたという。

同氏は次のようにコメントしている。

同氏は、ビデオコンテンツ撮影用のマルチカムセットアップではATEM 2 M/E Production Studio 4Kライブプロダクションスイッチャーと、収録用の6台のHyperDeck Mini放送デッキを使用している。HyperDeck Miniで収録したフッテージを10Gネットワーク経由でCloud Store Miniに保存して、Blackmagic Proxy Generator Appでオリジナルのフッテージからプロキシを作成。プロキシは、自動的にDropboxに同期され、エディターたちは離れた場所からアクセスできる。

同氏は、最初はDaVinci Resolve Studioのカラーグレーディング機能に魅力を感じていたが、すぐにそれ以外のツールも使用するようになったという。

同氏は将来を見据え、スペイン語バージョンの新しいYouTubeチャンネル、PhotoJoseph EspañolのセットアップにもBlackmagic Cloudのワークフローを採用している。リモートチームと共に、DaVinci Resolveでビデオの吹き替えやスペイン語の字幕、タイルやテキストのアップデートといった作業をすでに開始している。