ティアック、32bitフロート対応6トラックポータブルレコーダー「Portacapture X6」発売

ティアック株式会社は、同社が展開するTASCAMブランドから6トラックポータブルレコーダー「Portacapture X6」および、ファーウィンドスクリーン「WS-86」を、2023年2月11日から全国の主要楽器店ならびに量販店、ティアックストアを通じて販売する。市場想定価格は以下の通り。

Portacapture X6は、2021年11月の発売以来、世界中のクリエイターから支持を得ている次世代型ポータブルレコーダー「Portacapture X8」に続く最新モデルとなる。X8で好評を博した32bitフロート録音、タッチパネル操作によるユーザーインターフェースなど、基本性能はそのままに小型化を実現。高音質な音声収録を手軽に行えるポータブルレコーダーとして、中小規模コンテンツの制作現場などに適しているという。

32bitフロート対応で確実に録音

32bitフロート録音機能とデュアルADコンバーターを搭載し、小さな音から大音量まで確実に録音できる広いダイナミックレンジを実現。さらに、コンプレッサー、リミッター、ローカット、EQ、リバーブなど豊富なシグナルプロセッサーを内蔵し、音声に磨きを掛けることができる。

録音アプリによる簡単操作

2.4インチのカラータッチパネルとわかりやすいユーザーインターフェース「アプリランチャーシステム」を搭載。各種楽器録音用のプリセットを備えた「ミュージック」、声の収録に特化した「ボイス」、自然や野鳥の設定を選べる「フィールド」の他、「マニュアル」、「ポッドキャスト」、「ASMR」からシーンに応じたアプリを選ぶことで、的確かつ簡単に録音ができる。

映像・動画音声用のレコーダーとしても活躍

32bitフロートの音声処理により録り直しの許されない撮影において突発的な音割れを回避できるため、映像・動画音声用のレコーダーとしても活躍する。カメラ出力に対応したステレオミニジャックを備える他、別売りの「AK-BT1」を装着することでAtomos UltraSync Blueなどの機器とBluetooth経由でのタイムコード同期が可能。

X6と同時に発売されるPortacapture/DRシリーズ用のファーウィンドスクリーン「WS-86」と併用すれば、屋外収録時の風切り音も低減できる。

ステレオマイクからPC収録まで幅広く対応

A-B/True X-Y方式の切り替えが可能なステレオコンデンサーマイクを内蔵する他、2系統ファンタム電源対応XLR入力を装備し、お気に入りのマイクで録音ができる。また、最大6入力/2出力のUSBオーディオインターフェースとして機能し、パソコンやモバイルデバイスでの録音も可能だ。