Accsoonは、iPhoneおよびiPad用「SeeMo HDMIアダプター」のメジャーアップデートのリリースと、同製品のブラックバージョンが正式に追加されたことを発表。また、ワイヤレス送信機と受信機のCineViewシリーズとそれに対応するAccsoon GO iOSアプリも更新された。
SeeMo HDMIアダプターアップデート
SeeMo HDMIアダプターは、iPhoneまたはiPadをUSB接続経由でHDMI入力のフィールドモニターに変えることができるビデオキャプチャ端子。今回のアップデートにより、さらなる遅延低減を実現した。
同社では、遅延低減を実証するため、ソニーα7 IVカメラに接続した場合の比較動画を公開している。実証実験では、SeeMo HDMIアダプターを搭載したiPad Mini 6(左)とプロ用HDMI モニター(右)で比較。結果は、ソニーα7 IVカメラから同じ信号を供給した場合、ほぼ同じ遅延を示している。
Accsoon SeeMo vs Professional Monitor – Firmware 1.4 Latency test
また、「SeeMoファームウェアバージョン1.4」と「Accsoon SEEアプリバージョン1.0.3」にアップグレードすると、動作中にUSB-Cを装備したiPadをSeeMoから1.5Aで充電できるようになった。またSeeMoアプリでフォーカスを確認しているときに画像が拡大される量が画面上にパーセンテージで表示されるようになったほか、ヒストグラム機能の改善、アプリとファームウェアの全体的な安定性が強化されたという。
CineViewファームウェアとiOSアプリの更新
ワイヤレストランスミッターとレシーバーのCineView シリーズと、それに付随するAccsoon GO iOSアプリも更新され、iOSデバイスへの録画中にHDMI信号が途切れた場合にビデオファイルを自動的に保存する機能が追加。オーディオレベルメーターが再設計され、ヒストグラムも改善されたとしている。